車椅子ユーザージョナサソのおまけの人生

脊髄損傷を負い車椅子利用者になった男やもめの一人暮らしとか

2011初夏 ロホクッションのパンク修理

 5/19に車椅子のロホクッションの修理をしましたのでそのときの作業などを記録しておきます。

1. 車椅子クッションの必要性

 ロホは車椅子の座面に敷くクッションです。私は脊髄を損傷していてお尻の感覚がなく、長時間車椅子に乗ると除圧のために時々お尻を浮かせていても血流が悪くなり褥瘡(床ずれ)ができやすいのでこれが必要です。

 当日、勤務先で夕方頃に急に視界が低くなったなあ、と思っていたらロホの空気が結構抜けていました。このまま乗っていては適切な空気圧でないため褥瘡のリスクもあり、特に急ぎの仕事もないので定時で帰宅して修理することにしました。

2. ロホクッションのパンク修理方法

2.1. パンク穴探し

 まず、パンクの穴を探します。それには浴槽に水を張ってロホをごぼごぼ沈めてプクプクと泡が出てくるところを探します。大きな穴だと比較的容易に見つかるのですが、小さな穴はなかなか見つかりません。穴を見つけるコツはロホに空気をパンパンに入れることです。その分、浮力が大きくなり、押さえつけて沈めるのに大きな力が必要で疲れますが、リハビリだと思ってやります。今回は穴を見つけるのに手こずり、準備やら何やらも入れて探し出すまでに20分くらいかかりました。穴を見つけると見失わないように印をつけて(今回は油性のペンを利用しました)、空気を抜きます。苦労して見つけた穴を見失うとまた探さなければいけないので注意が必要です。実際、私は何度か見失ったことがあります。なお、浴槽の水は後でまた使うのでまだ捨ててはだめです。

2.2. パンク穴塞ぎ

 パンク穴周辺を布で拭いてよく乾かし、穴を塞ぐシール(ロホ付属品)を貼ります。後で剥がれないように十分に乾かすことが大事です。シールには粘着剤が付いていてそのまま貼れます。

2.3. 修理確認と使用再開

 シールを貼ったら再び空気を入れ、先ほど溜めた水に沈めて穴が塞がったことを確認します。このときもパンパンに空気を入れ、シールの隙間から漏れがないか確認します。

 < ↓ ロホのパンク穴を塞いだところ >

ロホのパンク穴をふさいだところ

 漏れがなくなったことを確認したら乾かして空気圧を調整して完了ですので再使用できます。使用した水は勿体ないのでトイレなどで使うと良いでしょう。

 今回の修理はあまり慣れていないので50分くらいかかりました。その後、空気の漏れがなく使用できています。

[2018.08.28追記]

その後も年に数回穴が空いて修理しています。ロホ付属のシールも足りなくなったので代替品(パナレーサー イージーパッチキット RK-EASY )を使用しています。特に問題なく使用できています。