車椅子ユーザージョナサソのおまけの人生

脊髄損傷を負い車椅子利用者になった男やもめの一人暮らしとか

2011夏 第69期名人戦七番勝負第7局 森内俊之九段vs羽生善治名人

 6/21、22の将棋名人戦。森内先生の3連勝3連敗で迎えた最終局。羽生先生は3連敗の後、本シリーズ3連勝を含めて8連勝くらいしており、完全に復調しており鬼畜眼鏡モードに入っている。流れは羽生先生だが、ここで勝ってこそ、森内先生の本当の強さが示される。

 振り駒で先手は森内先生となった。先手番を得意とする森内先生には良い展開。注目される戦型は後手の羽生先生が先手の横歩取りへ誘導。序盤から居玉、駒損ながら積極的に攻め続け森内先生が主導権を握る。終盤、両者持ち時間なくなり、秒読みの中、森内先生が得意の鉄板流の受けも見せ、見事に勝ちきった。

< ↓ 投了図 先手3三金まで >
将棋第69期名人戦七番勝負第7局の投了図

 この大一番で羽生マジック、羽生睨み、羽生ゾーン、ぐりぐりにも動じず、正確に指しきれるのは森内先生か渡辺明先生くらいだろう。これで森内先生は4期ぶり、通算6期目の名人復位。

 実に気分が良い。自分のことのように嬉しい。森内先生はやはり名人がよく似合う。これで上司に怒られたり、くだらない雑用やらされたり、街で指差されたり、石を投げられたりしても何とか生きていけるぜ。おめでとう、そしてありがとう、森内名人。