6/12(火)、6/13(水)名人戦。名人戦第6局 羽生二冠挑戦者vs森内俊之名人。ここまで全て先手番が勝ち、森内名人の3勝2敗で迎えた第6局。
後手の森内名人が第2局の角替わりを少し変えて、飛車をきって金桂を取って手厚く入玉含みで指す。おそらく森内名人が研究してきた手で、不利な後手でのダメ元の奇襲のような手。渡した飛車に暴れられながらも相手の飛車、角を相手陣に閉じ込めて逆にいじめに行く。じわりじわりと有利にしていき、最後もギリギリ読みきり勝利。
< ↓ 投了図 後手8五桂まで >
名人防衛。戦前は好調羽生二冠に不調の森内の名人防衛は3%と言われていた。世間も知名度の圧倒的に高い羽生二冠の奪取に期待していたように思われる。終わってみれば4勝2敗で空気を読まず400年目の区切りとなる名人戦を防衛。
自分のことのようにうれしい。これでなんとかしばらく生きていけそうだ。