車椅子ユーザージョナサソのおまけの人生

脊髄損傷を負い車椅子利用者になった男やもめの一人暮らしとか

2013春 第71期名人戦七番勝負第2局 森内俊之名人vs羽生善治三冠

 4/23(火)、4/24(水)名人戦。第1局を森内名人が後手番でブレークして迎えた第2局。森内名人の初手2六歩で始まり、1局目に続き、またしても相掛かり。角交換になり、お互い角を持ち駒にして自陣の駒組に神経を使う展開。羽生三冠の薄い守りの自陣での手待ちの状態に対して、森内名人は矢倉からさらに穴熊を目指す。このまま進めば玉型の差が出てジリ貧になる可能性が高い羽生三冠が攻めを開始するが、森内名人が冷静に受け切り反撃して完勝。

< ↓ 投了図 先手6九歩まで >
将棋第71期名人戦七番勝負第2局の投了図

 細い攻めをつなぐのがうまく、また劣勢な状態になっても誰もが予想もしない手でこれまで何度も逆転してきた羽生三冠だが、持ち時間の長い名人戦での森内名人には全く通用しない。加藤一二三九段に言うところの「森内in the hand(全ては森内の手の中)」であった。

 第3局は5/9、10で羽生三冠の先手番。後はお互い得意の先手番をキープすれば森内名人の4勝2敗であるが、勝負はそんなに甘くない。しかも相手は羽生三冠である。ここはこの勢いのまま4連勝で森内名人に防衛して欲しい。

 森内名人のおかげでゴールデンウィークが終わっても(4/27の私の気分は無敵状態)、なんとか生きていけそうだ。