導尿用カテーテルがキャップからすっぽ抜けることがあり、キャップに細工しましたので紹介します。いつもは本体のカテーテルの交換時にも細工したキャップは捨てずにずっと使っていたのですが、現在入院中で交換時に誤って丸ごと捨ててもらったのでいつものように加工しました。
1. 導尿用カテーテルのキャップのすっぽ抜け現象
私は脊髄損傷で排尿障害があり、自己導尿をしています。カテーテルはクリエートメディック社のセフティカテを使用しています。セフティカテは尿道で詰まったり、使用中に尿が詰まったり、切れたりすることもなく排尿を手助けしてくれて大変ありがたいです。
しかし、一つ不満があり、それはキャップの本体との接続部がツルツルしていて使おうとしたときにカテーテルがすっぽ抜けていることがあるのです。こういう場合、フックを外してカテーテル内側の凸部に引っかけて釣り上げるのですが、なかなか成功しないことが多く、急いでいるときには泣きそうになります。急いでないときもただでさえ面倒な導尿なので、更なるストレスになります。
< ↓ クリエートメディック社 セフティカテ >
< ↓ キャップ部の通常の状態 >
< ↓ キャップ部のすっぽ抜けた状態 >
< ↓ 外したフックでカテーテルを救出しているところ >
2. 導尿用カテーテルのキャップのすっぽ抜け対策
他にもっと良い方法があるかもしれませんが、私は下記で対策しています。
2.1. 導尿用カテーテルのキャップのサージカルテープによる滑り止め(暫定対策)
私は障害者になってから持ち歩く(歩けないけど)物が増えたのですが、ついでにサージカルテープも持ち物に加えています。これをキャップに巻き付けると表面がザラザラのため滑り止めになり、外れなくなります。簡単なのは良いのですが、カテーテル内の消毒液でしばらく使っていると剥がれてしまうのがロンリネスです。
< ↓ サージカルテープ(3M社 micropore) >
< ↓ サージカルテープをキャップに巻き付けた状態 >
2.2. 導尿用カテーテルのキャップの溝加工(恒久対策)
カテーテル側は内側のキャップ接続部に凸部があるのですが、キャップ側はなぜか平坦です。そこでキャップ側に溝を作ります。溝の作り方には色々あるのでしょうが、私は100均のダイヤモンドヤスリを使っています。この溝にカテーテル側の凸部をはめると滑り落ちません。現在入院中なので加工前後の定量的評価ができませんが、通常の持ち運びで外れたことはありません。
< ↓ キャップに溝加工したもの >
以上、導尿用カテーテルのキャップ部の滑り止め加工でした。ご参考になれば幸いです。