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2019秋 Jリーグ第31節 鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ

11/9に開催されたJリーグ第31節の鹿島アントラーズvs川崎フロンターレについてです。ド素人の鹿島ファンの感想です。

1. 試合結果

鹿島アントラーズ 0-2 川崎フロンターレ
[得点者]  62'山村和也、71'長谷川竜也

2. 試合前の状況、予想など

Jリーグは残り4節で現在、鹿島は首位ながらもFC東京、横浜Fマリノスが追ってきており勝たないと抜かれそうな状態。苦手な川崎フロンターレとの対戦。川崎は浦和レッズのACL決勝進出の都合で11/5に試合をしており中3日。鹿島は中7日だが主力のボランチの三竿選手が怪我でベンチ外。ボランチはレオシルバ選手と永木選手。右サイドバックは体調万全ではないだろうが内田選手でこの試合に絶対勝つという思いからの出場と思われる。ずっと勝てていない川崎を相手に日程のアドバンテージを利用してどのように対策してきたのかが注目される。

3. 試合展開

 前半の序盤はいつもの川崎のハーフコートゲームで防戦一方だったが、徐々に川崎のミスが増え、鹿島ペースに。その流れで相手のゴール前でプレッシャーをかけて奪ったボールを伊藤選手が左足でシュートするがわずかに外れた。0-0で後半に折り返し。

 後半、立ち上がりから鹿島が攻める。決定機に吹かしたり、セルジーニョ選手のシュートを車屋選手にゴール間際でクリアされていると、相手のセットプレーからフリーの山村選手にヘッドであっさり決められ、さらに小林選手のシュートがポストに守られたと思ったら長谷川選手に詰められて失点。失った流れは戻らず0-2で敗戦。

4. 出場選手とハイライト

4.1. 鹿島アントラーズ

4.1.1. 鹿島アントラーズの先発メンバー

GK1クォンスンテ
2失点はノーチャンス。それ以外は安定したプレーで幸いにもいつものような見せ場はなかった。
DF2内田篤人(73分アウト)
体調万全ではない中、キャプテンとしてこの試合に出場した。
DF27ブエノ
小林選手を徹底マークした。体幹の強い家長選手とのせめぎあいでもフィジカルで勝っていた。
DF5チョンスンヒョン
高さで跳ね返した。
DF28町田浩樹
今日も左SBで出場。前半、ドリブルで家長選手をちぎってのクロスや守田選手にイエローカードを出させるドリブルには驚いた。ヘディングシュートも武器で競り合いから相手のオウンゴールも誘発しかけた。小池選手に代わり左SBのレギュラーになりつつある。
MF4レオシルバ
今日もボールキープ、ドリブル、パスがキレキレだった。後半、ゴールにはつながらなかったがオフサイドラインを確認しながらの飛び出しから永木選手へのクロスの流れは完璧だった。前半の相手のオウンゴールになりかけたクロスも精度が高かった。
MF6永木亮太
今日は右SBでなく本職のボランチでの出場。ゴールには惜しくもならなかったが、レオシルバ選手のクロスからのシュートは完璧なタイミング、位置への走り込みだった。故障者が多いチーム事情で多くのタスクをこなしてチームの崩壊を防いでいる。
MF18セルジーニョ
惜しいシュートは車屋選手のスーパークリアに阻まれた。
MF41白崎凌兵(83分アウト)
後半、ゴールにはならなかったがセルジーニョ選手のシュートにつながる土居選手へのワンタッチパスは見事だった。
FW8土居聖真
ゴールにはつながらなかったが白崎選手から受けたパスからDFをフェイントで外し、セルジーニョ選手へ出したパスは決定機を作った。
FW15伊藤翔(80分アウト)
前半の相手のミスから奪って放った左足シュートはストライカーらしい判断、シュートだった。相手GK新井選手のクリアで阻まれたが、土居選手へのスルーパスは惜しかった。守備でも相手のセットプレーをヘッドでよく弾いた。タスクが多い鹿島FWでシュート以外にも奔走している。

4.1.2. 鹿島アントラーズの控えメンバー

GK21曽ケ端準
DF26小池裕太
MF13中村充孝
MF25遠藤康(83分イン)
短い出場時間であったが、ボールキープ、クロスなどでチャンスを作った。フリーキックは新井選手のスーパーセーブで防がれた。
MF30名古新太郎
FW36上田綺世(70分イン)
得意の前線での抜け出しが活きない展開だった。
FW47相馬勇紀(73分イン)
怪我明けで久しぶりの出場だった。アディショナルタイムに左サイドでドリブルで相手をちぎってのクロスはよかった。

4.2. 川崎フロンターレ

4.2.1. 川崎フロンターレの先発メンバー

GK21新井章太
安定していた。伊藤選手から土居選手への決定的なスルーパスも判断良く前へ出てクリアした。
DF6 守田英正
2点目につながるカウンターでの小林選手へのロングフィードは見事だった。
DF34山村和也
古巣との対決。セットプレーから先制のヘディングゴール。
DF5 谷口彰悟
DF7 車屋紳太郎
後半、セルジーニョ選手のシュートをゴール間際でクリア。
MF25田中碧
MF10大島僚太
MF28脇坂泰斗(56分アウト)
MF41家長昭博
セットプレーで山村選手のゴールをアシストした。
MF8 阿部浩之(93分アウト)
2点目につながるカウンターから囲まれながらキープして守田選手へのパスまでの一連のプレーは見事だった。
FW11小林悠(81分アウト)
2点目の長谷川選手のシュートを生んだシュートはポストに弾かれたがトラップ、ドリブル、シュートともに見事だった。ブエノ選手にずっとマークされていたが少ないチャンスを活かすのは流石である。

4.2.2. 川崎フロンターレの控えメンバー

GK1 チョン・ソンリョン
DF2 登里享平(93分イン)
DF3 奈良竜樹
MF16長谷川竜也(56分イン)
2点目はゴール前によく詰めていた。
MF22下田北斗
FW20知念慶(81分イン)
FW9 レアンドロ・ダミアン

5. 試合後の感想とか

 苦手の川崎フロンターレ相手に負けたのは想定内だが0-2と惜しかった。今日は一方的にやられたわけでなく惜しい場面もあった。しかも主力の三竿選手もいなかった。勝ちに近い負けだった。

 FC東京(勝点62)、横浜Fマリノス(勝点61)に抜かれて鹿島(勝点59)は3位に落ちたが、まだチャンスはあるはず。というのも東京は横浜、横浜は東京と川崎との試合を残している。一方、鹿島は残り3試合はサンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸、名古屋グランパスと手強い相手が残るが川崎相手にここまでやれたので3連勝も難しくない。また、現状得失点差が1位であり、勝点が並んだとき優位になる、また、並びそうなときに色々な戦い方の選択もできる。流れは完全に鹿島に来ている。あるぜ逆転優勝。