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2019冬 天皇杯準決勝 鹿島アントラーズvsV・ファーレン長崎

12/21に開催された第99回天皇杯の鹿島アントラーズvsV・ファーレン長崎についてです。ド素人の鹿島ファンの感想です。

1. 試合結果

鹿島アントラーズ 3 - 2 V・ファーレン長崎
得点者 4分 セルジーニョ(鹿島)、23分 オウンゴール(鹿島)、37分 米田隼也(長崎)、73分 伊藤翔(鹿島)、76分 澤田崇(長崎)

2. 試合前の状況、予想など

 鹿島は今シーズンACL、ルヴァンカップ、リーグいずれも優勝を逃し、常勝軍団として残る天皇杯はぜひとも優勝したいところである。J1を3位で終えた鹿島に対し、相手はJ2を12位で終えた長崎であるが、ベガルタ仙台、ヴァンフォーレ甲府を破っての準決勝に進出しており強敵である。
 鹿島はGKのスンテ選手が怪我のためかベンチ外で曽ヶ端選手が先発。ボランチはレオシルバ選手と三竿選手で永木選手が右SBに先発、更にCBもブエノ選手と犬飼選手で守備陣は期待できる。上田選手、相馬選手は今シーズン途中加入でそれぞれ、法政大学、名古屋グランパスで登録されていたため鹿島では出場できず。
 長崎のイバルボ選手はサガン鳥栖で出場あり長崎では出場できず。ガンバ大阪からレンタル移籍でJ2で22ゴールの呉屋選手はベンチスタート。

3. 試合展開(ハイライト)

前半4分、鹿島の三竿選手のミドルシュートが伊藤選手に当たりこぼれたところをセルジーニョ選手が素早く反応して落ち着いてキーパーを交わす右足ループで先制。
・前半17分、鹿島ペースの中、長崎の吉岡選手が右サイドでボールを奪いカウンター、吉岡選手がクロスを入れ、澤田選手が飛び込むががわずかに合わず。
・前半21分、鹿島の左からのFK。レオシルバ選手のキックは悩ましい軌道で抜けていきゴール前でバウンドするが、キーパー富澤選手がナイスセーブ。
前半22分、鹿島が再び左からのFK。レオシルバ選手のキックがまた悩ましい軌道を描き、土居選手がヘッドで微妙に逸らし(?)相手のオウンゴールを生み追加点。
・前半26分、長崎の畑選手がゴール付近でボール奪取し、キープして上がってきたセザール選手に出し、セザール選手が右足でシュートを放つが枠外。
前半37分、長崎が右から崩し、米田選手が右足でゴールし1-2に追い上げる。
・前半44分、鹿島は左から町田選手が伊藤選手にクロスを入れるがわずかに合わず。

・後半開始から鹿島は土居選手に替えて名古選手を投入。
・後半10分、長崎の吉岡選手が右から切り込み、最後は畑選手がシュートを放つがサイドネット。
・後半15分、鹿島は細かくつないでセルジーニョ選手のシュートが長崎の選手に当たりバーに弾かれたところを伊藤選手が豪快な右足ボレーでゴールネットを揺らすがオフサイドでノーゴール。
・後半25分、長崎はセザール選手がゴールキーパー前の絶妙な位置にスルーパスを出すが、曽ヶ端選手が落ち着いてコースを消しファールもせず、飛び込んできた相手に触らせてからキャッチ。
・後半27分、鹿島は名古選手が右からドリブルで切り込みコーナーキックをゲット。
後半28分、永木選手のコーナーキックからブエノ選手がヘッドで叩きつけて伊藤選手に当たりゴールし3-1に引き離す。
・後半28分、長崎は畑選手に替えて呉屋選手を投入。
後半31分、長崎はスルーパスに抜け出した呉屋選手のシュートがバーに弾かれたところを澤田選手が落ち着いて左足で押し込みゴールし3-2に追い上げる。

・後半40分、レオシルバ選手が右からドリブルで切り込みPAで中央のセルジーニョ選手にパスを出すが、うまく合わず。こぼれたところをPA外から三竿選手が左足でミドルシュートを放つがわずかに枠外。
・後半48分、そのまま3-2で終了し、鹿島勝利。

4. 出場選手と特記プレー

4.1. 鹿島アントラーズ

4.1.1. 鹿島アントラーズの先発メンバー

・GK 21 曽ヶ端 準
 天皇杯出場記録を更新して66試合目。前半29分、磯村選手の強烈な右足ミドルシュートをキャッチ。後半25分、セザール選手が出した絶妙なスルーパスをファールせずに相手に先に触らせてからキャッチするプレーはベテランの味だった。
・DF 6 永木 亮太
 コーナーキックで3点目のブエノ選手のヘディングゴール(記録上は最後に当たった伊藤選手のゴール)を生んだ。
・DF 27 ブエノ
 コーナーキックからヘディングで貴重な3点目を取った(記録はわずかに当たった伊藤選手のゴール)。守備でも前半35分、右サイドで1対1でクロスを上げさせず、ゴールキックを得るなど強さを見せた。
・DF 28 町田 浩樹
 前半44分、伊藤選手にわずかに合わなかったが良いクロスを入れた。
・DF 39 犬飼 智也
 DFラインを統率した。
・MF 4 レオ シルバ
 前半22分、フリーキックでオウンゴールにより2点目を取った。その直前の同じような位置からのフリーキックも惜しかった。
・MF 18 セルジーニョ
 前半4分の先制点のゴールキーパーを外した右足ループシュートは落ち着いていた。
・MF 20 三竿 健斗
 後半40分、わずかに枠外となったが惜しい左足ミドルシュートを放った。
・MF 41 白崎 凌兵(93分アウト)
 左サイドの攻守に奔走した。
・FW 8 土居 聖真(46分アウト)
 前半22分のレオシルバ選手のフリーキックをヘッドで逸らし(触っていないかも知れないが少なくともDFを惑わせた)、オウンゴールを生んだ。
・FW 15 伊藤 翔(84分アウト)
 ゴールネットを揺らした右足ボレーはわずかにオフサイドとなり運がなかった。3点目のブエノ選手のヘディングシュートに当たったゴールはゴールへの高い意識が生んだ。

4.1.2. 鹿島アントラーズの控えメンバー

・GK 31 沖 悠哉
・DF 16 山本 脩斗(93分イン)
 終了間際の出場であったが確実に試合を締めた。
・DF 2 内田 篤人
・DF 33 関川 郁万
・MF 13 中村 充孝(84分イン)
 上手いプレーがあった。
・MF 30 名古 新太郎(46分イン)
 右サイドでのドリブルの仕掛けが効果的だった。後半終了間際のボールキープで時計を進めた。
・FW 34 有馬 幸太郎

4.2. V・ファーレン長崎

4.2.1. V・ファーレン長崎の先発メンバー

・GK 21 富澤 雅也
 前半21分、レオシルバ選手のフリーキックはゴール前でバウンドする難しい軌道だったが素早い反応で止めた。
・DF 5 鹿山 拓真
・DF 6 角田 誠
・DF 13 亀川 諒史
 左サイドの攻撃で個の力を見せ、鹿島を苦しめた。
・DF 22 徳永 悠平
・MF 8 磯村 亮太(90分アウト)
・MF 19 澤田 崇
 2点目のバーの跳ね返りからの左足シュートは落ち着いていた。チャンスに多く絡んだ。
・MF 23 米田 隼也(86分アウト)
 1点目は抜け出し、キーパーの股を抜くシュートともに見事だった。
・MF 40 カイオ セザール
 後半4分の相手を剥がすトラップ、ドリブルは上手くて迫力があった。後半25分のゴール前へのスルーパスは絶妙だった。
・FW 16 吉岡 雅和
 17分のレオシルバ選手からのボール奪取、右からのクロスは良かった。
・FW 29 畑 潤基(73分アウト)

4.2.2. V・ファーレン長崎の控えメンバー

・GK 30 徳重 健太
・MF 10 黒木 聖仁
・MF 20 大竹 洋平
・MF 27 新里 涼(90分イン)
・MF 41 大本 祐槻(86分イン)
・FW 11 玉田 圭司
・FW 33 呉屋 大翔(73分イン)
 2点目を生むシュートはバーに弾かれたが、良い動き、良いシュートだった。

5. 試合後の感想とか

鹿島はなんとか勝てた。長崎はJ2で12位ながら良いチームだった。元日の決勝は本試合開始前の試合で清水エスパルスを3-1で破ったヴィッセル神戸である。11/30のリーグ戦で鹿島は1-3で神戸に完敗している。(その試合の記事 ⇒ 2019秋 Jリーグ第33節 鹿島アントラーズvsヴィッセル神戸 )
リベンジのチャンスである。流れは完全に鹿島に来ている。