車椅子ユーザージョナサソのおまけの人生

脊髄損傷を負い車椅子利用者になった男やもめの一人暮らしとか

2020春 車検と有料道路障害者割引申請

先日、車検と有料道路障害者割引の手続きに行ってきました。現在、脊髄損傷に伴う褥瘡のため長期入院中で安静にしておきたいのですが、車検は仕方ないので病院から外出許可をもらって行ってきました。

1. 福祉車両の車検

 私は下肢障害のため手動装置付の自動車に乗っています。車検は近所の業者に依頼したいところですが、手動装置の点検とかも併せてしてもらうため、隣の県にある福祉車両を購入した販売店にいつも依頼しています。14年前の脊髄損傷受傷後に山奥の病院で社会復帰のためにリハビリしていたのですが、そのときからのお付き合いです。12年前にここで購入した自動車に乗って退院しました。今乗っている自動車は、そこで購入した2台目です。いずれも手動装置付の中古車です。
 今回は平日に行き、また新型コロナの影響で(関東方面の法人の福祉車両の仕事が減った、とのこと)、人員に余裕あり3人がかりで検査、整備したとのことで40分くらいで完了しました。中古車ですが、まだ状態が良いということもあります。買い替え前の自動車では直近の車検の数回は1~2時間くらいかかっていました。

車の整備のイラスト(車検) 

2. 有料道路障害者割引申請の手続き

 車検が早く終わったので病院に戻る前に市役所に寄り、有料道路割引の手続きをしてきました。なお、今回の車検では高速道路を利用したのですが、入院中に有効期限が切れていたので往復で通常料金を払い、星屑ロンリネスでした。

2.1. 有料道路障害者割引申請に必要な資料

 私の場合はETCを利用していないので必要な資料は下記です。
 ・障害者手帳
 ・車検証(原本が手元になかったのでパソコンに入っているPDFの目視で勘弁してもらいました。しかも、車検の待ち時間でパソコンのバッテリーがなくなり、起動できなかったので電源コードリールまで引っ張り出してもらいました。)
免許証はあったけど不要とのことでした。制度は全国的に同じですが、必要な資料とか手続き方法は自治体によって異なると思います。
 申請書に必要事項を記入して、職員にて確認、障害者手帳に該当車両番号と有効期限を記入、押印してもらいました。

2.2. 有料道路障害者割引の利用の仕方

ETCでない場合は、障害者手帳の該当ページを提示します。私がよく使う所では通常レーンでレバーを引いて職員に連絡して、カメラ越しで手帳の該当ページと実際の自動車ナンバープレートの一致を確認してもらい、通行券を機械に入れて減額処理をしてもらい、クレジットカードで支払っています。

2.3. 有料道路障害者割引の金額

割引額は通常料金(ETCを利用の場合はETC通常料金)の半額です。ただし、通常料金を半額にした際に、端数が生じる場合は、10円単位で切り上げです。即ち、支払額は半額かそれより安くなります。

(2020.07.28訂正)
上記、誤りがありました。
「10円単位で切り上げ」というのは割引額でなく支払額です。即ち、支払額は半額かそれより高く(最大9円)なります。
(例)通常料金が2250円なら2250/2=1125 ⇒ 支払額は1130円。

2.4. 有料道路障害者割引の有効期間

有効期間は手続きを終了した日からその後の2回目の誕生日までです。また、更新申請(有効期限2か月前から有効期限前日までの申請)においては、申請した日からその後の3回目の誕生日までです(即ち最長2年2か月間)。

2.5. ETCへの切り替え計画

現在、有料道路ではETCを利用している人がほとんどのようです。なので、一般レーンは自分以外いないことが多いのですが、後続車が来るとプレッシャーを感じます。運転が下手で停止位置がずれると体の自由が利きにくいので通行券とかクレジットカードの処理に手こずるのです。割引を受けるには手帳を出してカメラ越しに係員に確認してもらうので更に時間がかかります。ETCレーンと一般レーンが共通のところでは更にプレッシャーを感じます。有料道路を利用することはあまりないのですが、近所迷惑にならないように退院したらお金を貯めてETCを付けたいです。
 なお、ETCと障害者割引の手順はおそらく、下記の通りです。
(1)クレジットカード会社でETCカード発行
(2)車載器取付、セットアップ(カー用品店とかで)
(3)市役所で書類をもらって道路公団に申請

 以上、車検と有料道路割引の手続きの話でした。