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2020初夏 ドラマ評「ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図」

僭越ながらAmazon Prime Videoで観た連続ドラマ「ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図」の評価とかです。2003年のイギリスの作品です。政治家のスキャンダルとかが絡んだ事件を新聞社の記者のチームが捜査していく話です。魅力的な登場人物が多くて序盤から引き込まれました。(Amazon Prime加入はこちらから ⇒ Amazon Prime )

ドラマ「ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図」の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

(1)作品:ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図 (原題:STATE OF PLAY) 
(2)制作国:イギリス(BBC)
(3)公開年:2003年
(4)エピソード数、時間:全6話、52分/話
(5)キャスト(出演者): ジョン・シム、デヴィッド・モリッシー、ビル・ナイ、他
(6)作品概略、あらすじ(序盤のみ)
一見関係のない2つの事件を新聞社ヘラルド紙の男性記者カル・マカフリー(ジョン・シム)らが調べるうちにその関連性に気づき、真実を追求する話。事件の1つは15歳の少年ケルビン(グレゴリー・プアマン)が男に射殺され、通りかかったバイク便の男性も撃たれて重体となるもの。もう1つの事件はエネルギー委員会の調査官の女性ソニア・ベーカー(シャウナ・マクドナルド)が地下鉄で死亡するもの。ソニアが同委員会の委員長を務める下院議員スティーブン・コリンズ(デヴィッド・モリッシー)の愛人であったことも世間に知られてしまい、スティーブンは窮地に立たされる。

< ↓ 予告編 (YouTube - BBC America チャンネル) >

(7)感想
 部分的にネタバレあり。
・良かったところ
 魅力的な登場人物が多く、また、知らない役者ばかりだったが、他の作品でも観たいと思える役者が多かった。有能だが人間味のある記者カル、卒がなく頼れる編集長だがリアリストで辛口なジョークも飛ばすキャメロン(ビル・ナイ)、美人のくせに口調がかわいいデラ(ケリー・マクドナルド。英語を聞き取れない自分が言うのもあれだが、子供とか英語を第一言語としない人が一生懸命しゃべっているように感じる)、だんだん癖が強いキャラクターになり酷い目にも合う重要参考人のドミニク(マーク・ウォーレン)、出すぎず淡々と仕事をこなすスティーブンのベテラン秘書の女性グリーア(デボラ・フィンドレイ)、あからさまに邪険に扱われているのにめげないヘラルド紙の事務員リズ(レベッカ・スタトン)が特に良かった。
・残念だったところ
 Amazonの紹介文にあった「国家的陰謀」という言葉に期待し、序盤から引き込まれたが、中盤以降はしりすぼみ感があった。自分がよく話を理解できていないせいかもしれない。また、過剰に大きな陰謀につなげると白けるので、このくらいが良いのかもしれない。
(8)個人的評価:★★★★☆(Amazonレビューは2020年5月現在、4.6個(レビュー数14))
(9)登場人物/役柄/役者
主要な登場人物を役名/役柄/役者の順で極力ネタバレを避けて記載する。
●カル・マカフリー/新聞社ヘラルド紙の新聞記者の男性/ジョン・シム(John Simm)。

ドラマ「ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図」のジョン・シム
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

●スティーブン・コリンズ/労働党下院議員の男性/デヴィッド・モリッシー(David Morrissey)。

ドラマ「ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図」のデヴィッド・モリッシー
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

●デラ・スミス/ヘラルド紙の女性記者/ケリー・マクドナルド(Kelly Macdonald)。
●アン・コリンズ/スティーブンの妻。CDショップを経営。/ポリー・ウォーカー(Polly Walker)。
●キャメロン・フォスター/ヘラルド紙の編集長の男性/ビル・ナイ(Bill Nighy)。

ドラマ「ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図」のビル・ナイ
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

●ダン・フォスター/フリーの男性記者(元ヘラルド紙の記者)。キャメロン編集長の息子。/ジェームズ・マカヴォイ(James McAvoy)。
●ドミニク・フォイ/ソニアが亡くなる直前に長電話した男性。PR会社の社員(?)/マーク・ウォーレン(Marc Warren)。

ドラマ「ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図」のマーク・ウォーレン
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

●ベル/主任警部/フィリップ・グレニスター(Philip Glenister)。
●ソニア・ベーカー/地下鉄で自殺したと報道されたエネルギー委員会の調査官の女性。コリンズ議員の愛人。/シャウナ・マクドナルド(Shauna Macdonald)。
●ケルビン・スタッグ/置き引き後の逃走中に射殺された15歳の少年/グレゴリー・プアマン(Gregory Poorman)。
●ジョージ・ファーガス/大臣の男性/ジェームズ・ローレンソン(James Laurenson)。
●アンドリュー・ウィルソン/スティーブンの参謀(?)の男性/マイケル・フィースト(Michael Feast)。
●グリーア/コリンズの秘書の女性/デボラ・フィンドレイ(Deborah Findlay)。
●ロバート・ビンガム/殺し屋の男。氏名は途中から出てくる。/スチュアート・グッドウィン(Stuart Goodwin)。
●ヘレン・プレーガー/ヘラルド紙の女性記者/アメリア・ブルモア(Amelia Bullmore)。

ドラマ「ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図」のアメリア・ブルモア
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

●リズ/ヘラルド紙の女性事務員/レベッカ・スタトン(Rebekah Staton)。
●ブラウン/男性警部補。病院で証人を警護中に射殺される。/(役者は?)。
●ピート/ヘラルド紙の男性記者/ベネディクト・ウォン(Benedict Wong)。
●(役名は?)/バイク便運転手。銃撃されて重体となったが回復。/(役者は?)。
●シーナ・ガフ/ソニアの親友の女性/ナターシャ・ワイトマン(Natasha Wightman)。
●カーステイ/身の危険が迫ったデラの身代わり役の女性刑事(警官?)/(役者は?)。
●チェベスキー(チューイ)/カルが逮捕されたときの護衛役の警官/ショーン・ギルダー(Sean Gilder)。
●ジャック/デラの護衛役の男性刑事(警官?)/(役者は?)。
●ジョイ/検視官の女性/プーイー・ファン・リー(Pui Fan Lee)。
●ソニー/ケルビンの兄/ヨハン・マイヤーズ(Johann Myers)。
●シド/ヘラルド紙の若手男性記者。/トム・バーク(Tom Burke)。
●スーザン/(役柄は失念)/スージー・ポーター(Susie Porter)。
●リチャード・ジーグラー/(役柄は失念)/マイケル・ペニントン(Michael Pennington)。
●ポール・カニング/ユーエックスの利益団体の奴/(役者は?)。
●イヴォンヌ/ヘラルド紙上層部の意向で本事件の記事の掲載を止められたキャメロンの代わりに編集権を持つことになった女性/ジェラルディン・ジェームズ(Geraldine James)。
●アダム/ヘラルド紙の顧問の男性弁護士(?)/クリストファー・シンプソン(Christopher Simpson)。
(10)学んだこと(ワンランク上のおっさんになるために)
 スティーブンは下院議員とのことだったが、いまいちピンとこない。ということでせっかくの機会なので今回はイギリス議会について上っ面だけでも調べた。
 イギリスは日本と同じく二院制を採っていて上院(貴族院)、下院(庶民院)で構成される。上院は選挙がなく、下院は選挙があり任期は5年らしい。

 以上、「ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図」のレビューでした。