僭越ながらAmazon Prime Videoで観た連続ドラマ「ユー・アー・ウォンテッド」(シーズン1)の評価とかです。2017年のドイツの作品です。ホテルのマネージャーがハッキングの被害にあって右往左往する話です。(Amazon Prime加入はこちらから ⇒ Amazon Prime )
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)
(1)作品:ユー・アー・ウォンテッド (原題:YOU ARE WANTED) (シーズン1)
(2)制作国:ドイツ
(3)公開年:2017年
(4)エピソード数、時間:全6話/シーズン、44~49分/話
(5)キャスト(出演者):マティアス・シュバイクホーファー、アレクサンドラ・マリア・ララ、カトリン・シュトリーベック、他
(6)作品概略、あらすじ(序盤のみ)
ホテルのマネージャーを務める男性ルーカス・フランケ(マティアス・シュバイクホーファー)はハッキングを受け、職場ではホテルを停電されたときの対応で経営陣に責任を追及されたり、私生活でもハッカーから妻ハンナ(アレクサンドラ・マリア・ララ)、息子レオン(フランツ・ハーグン)に対しての危害の脅迫を受けたり、不倫をほのめかす情報により家庭崩壊の危機に立たされる。更に個人情報の改ざんなどにより、サイバー犯罪の容疑者にもされてしまう。自分がなぜハッカーのターゲットにされているのか心当たりがないルーカスはその理由の追及と無実の証明のため、兄トーマス(ヨルグ・ピンチュ)に助けを求め、ドルトン(ルイス・ホフマン)という青年を紹介される。
< ↓ 予告編 (YouTube - Prime Video DE チャンネル) >
(7)感想
部分的にネタバレあり。
元々ハッキングモノの作品はあまり好きではないが、6話/シーズンと短めで、またドイツの作品という目新しさもあり観た。
序盤から状況がよく分からないまま主人公ルーカスがいじめられるような展開がずっと続き、ちょっと引っぱりすぎな感じに少しイラついたが、かわいそうなルーカスに感情移入して観た。真相が分かりかけてから面白くなったが、やっぱりまただるくなった。
ハッキングモノが好きではないのは、似たようなパターンにうんざりするからだと思う。ハッカーがオタクっぽい天才IT少年とかいかにも変わり者の人物だったり、ハッキングでいとも簡単に何でもできてしまったり、そのくせこれはできないの?とかやらないの?とか回りくどいところがあったり。ITに疎いこと、話の理解力が足りないことも少なからずあると思われるが。この作品も残念ながらこれらのいくつかを感じた。これらを感じてもそれ以上の展開の面白さとかキャラの魅力とかあれば良いのだがそこまでは、というのが正直な感想。
シーズン2は今のところ観たいとは思わないが、何かの拍子にいつか観たくなったら観ようと思う。
(8)個人的評価:★★★☆☆(Amazonレビューは2020年6月現在、★3.3.個(レビュー数21))
(9)登場人物/役柄/役者
主要な登場人物を役名/役柄/役者の順で極力ネタバレを避けて記載する。
●ルーカス・フランケ/主役。ホテルのマネージャーの男性。/マティアス・シュバイクホーファー(Matthias Schweighöfer)。
●ハンナ・フランケ/ルーカスの妻。アニメのデザイナー(?)/アレクサンドラ・マリア・ララ(Alexandra Maria Lara)。
●ザンドラ・ヤンゼン/女性捜査官。喘息持ちのヘビースモーカー。/カトリン・シュトリーベック(Catrin Striebeck)。
●ジーベルト/男性捜査官/エディン・ハサノビッチ(Edin Hasanovic)。
●イェンス・カウフマン/ハッカー。ケイスの本名。
●ケイス/ハッカー/アレクサンダル・ヨヴァノヴィッチ(Aleksandar Jovanovic)。
●フランク・イェリチェク/ハッカー。IT関係の会社に勤務。/トマス・シュマウザー(Thomas Schmauser)。
●トーマス・フランケ/ルーカスの兄。大学教授(?)/ヨルグ・ピンチュ(Jörg Pintsch)。
●レオン・フランケ/ルーカスとハンナの息子/フランツ・ハーグン(Franz Hagn)。
●ドルトン/ハッカー。ルーカスが兄トーマスに助けを求めて紹介された青年。/ルイス・ホフマン(Louis Hofmann)。
●ユリア/ハンナのパソコンに名前が送られたルーカスの浮気相手とされる女性/カトリン・バウアーファインド(Katrin Bauerfeind)。
●ヴェロ/ハンナの同僚の女性/ルーシー・アロン(Lucie Aron)。
●レナ・アラント/ルーカスと同じハッキング被害にあっていた女性。バイク乗り。/カロリーネ・ヘアフルト(Karoline Herfurth)。
●ジョニー/ルーカスの親友の男性。医療関係に従事(?)/Alexander Khuon。
●ディララ/女性捜査官/ローナ・イシェマ(Lorna Ishema)。
●マーク・ヴェスリング/ハンナが担当する顧客/トム・ベック(Tom Beck)。
●スロモ/イェリチェクのスマホに受信記録があった人物。
●ローレンツ/連邦情報局の男性/Markus Gertken。
●ロロ/レナの弟/ベンジャミン・ルツケ(Benjamin Lutzke)。
●カティヤ/ルーカスの同僚か部下か後輩の女性/トニ・ガーン(Toni Garrn)。
●ブラシュコ/捜査官。ルーカスの見張り役。/Dejan Bucin。
(10)学んだこと(ワンランク上のおっさんになるために)
本作品ではレナがバイクに颯爽と乗っていた。レナの乗っていたバイクは自分には車種も分からなかったが、せっかくの機会なのでドイツの自動二輪の免許制度について調べた。
ドイツは欧州経済領域(EEA)に加盟しているため、その共通の運転免許制度に従う(国により免許の種類ごとに年齢制限など異なるところあり)。EEAの二輪免許は下記四種あり。
・AM免許:50cc以下、かつ最高速が45km/h以下。16歳以上。
・A1免許:125cc以下、かつ最高出力が11kW以下。16歳以上。
・A2免許: 排気量制限なし。ただし最高出力が35kW以下。18歳以上。
・A免許:排気量も出力も無制限。20歳以上でA2以下免許2年以上。24歳以上なら免許歴不問。
ちなみに日本では原付:50cc以下、小型自動二輪:125cc以下、普通自動二輪:400cc以下、大型自動二輪:排気量制限なしで出力はいずれも条件なし。小型、普通、大型にはAT限定もある。
ちなみに自分は大型自動二輪免許を取得してから脊髄損傷を負ったが、受傷後の初めての免許更新のときに普通車(これはAT限定にされた)と共に残してもらいました。
以上、「ユー・アー・ウォンテッド」(シーズン1)のレビューでした。