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2020夏 ドラマ評「静かなる逆襲」(シーズン1~2)

僭越ながらAmazon Prime Videoで観た連続ドラマ「静かなる逆襲」(シーズン1~2)の評価とかです。2016年、2019年に公開されたチェコの刑事モノです。(Amazon Prime加入はこちらから ⇒ Amazon Prime )

ドラマ「静かなる逆襲」の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト

(1)作品:静かなる逆襲 (原題:Rapl) (シーズン1~2)
(2)制作国:チェコ
(3)公開年:シーズン1は2016年、シーズン2は2019年
(4)エピソード数、時間
◆シーズン1:全13話、58分~61分/話
◆シーズン2:全13話、57分~69分/話
(5)キャスト(出演者):ヒネク・チェルマク、Lukás Príkazský、アレクセイ・プスコ、他
(6)作品概略、あらすじ(序盤のみ)
◆シーズン1
チェコの首都プラハの警視クヌース(ヒネク・チェルマク)は元妻アリス(クララ・チブルコバ)の交際相手の男性シュウバル(スタニスラフ・マイェル)を暴行してしまう。クヌースのキャリアを守るため、上司は交換観察とかいう制度でクヌースをドイツとの国境近くの田舎町ヤーヒモフに異動させる。そして上司はクヌースに対して、通常の捜査業務に加えてハナ・ワーグナーが殺害された過去の未解決事件の捜査も命じる。
◆シーズン2
シーズン1でヤーヒモフへの派遣期間を終えたクヌース警視は退職して私立探偵として浮気調査などの仕事をしていた。一方、ヤーヒモフ警察の同僚たちはウースチーに異動していた。そして、クヌースはロハン署長に依頼されてまた刑事として彼らと共に働くことになる。
(7)感想
部分的にネタバレあり。
◆良かったところ
・派手さはないが、地道に事件を解決していく様子が良かった。
・1話完結の事件と長期捜査の事件を同時に扱う良いとこどりの構成だった。
・チェコの風景とか雰囲気とかが味わえた。
・捜査チームの家族関係に問題が多く、また、奔放な性生活など風紀が乱れていているところが当たり前のように出てきて面白かった。
◆残念だったところ
・邦題が原題から大きく違ううえに内容と合っていないしダサイ。なお、原題「Rapl」は「狂人」の意味。
主役のクヌース警視はアマゾンプライムビデオの作品紹介文にあったような引っ込み思案ではなかった。そこがこのドラマの特徴になるかと思って期待したのだが。クヌースは普通の敏腕刑事だった。
・シーズン2の長期捜査の事件の方は悪役がしょぼいので盛り上がりにかけた。シーズン通して扱うほどのこともない。
・他のアマゾンプライムビデオのチェコ作品同様に字幕が滅茶苦茶で話がかみ合ってなくて、理解できないところが多々あった。
(8)個人的評価:★★★☆☆(シーズン1~2まとめて)
(Amazonレビューは2020年8月現在、シーズン1:3.2個(レビュー数21)、シーズン2:4.1個(レビュー数9))
(9)登場人物/役柄/役者
主要な登場人物を役名/役柄/役者の順でネタバレをなるべく避けて記載する。
クヌース/男性警視。ヘビースモーカー。異性に結構モテる。/ヒネク・チェルマク(Hynek Cermák)。
ロビン・ルプネク(愛称ルペン)/男性警部補。ドイツ語とか英語も結構話せる。/Lukás Príkazský。
ヨハネス・ロハン/署長。クヌースの異動先の上司の男性。パワハラ気質。/アレクセイ・プスコ(Alexej Pysko)。
マレック・グレゴール/男性警部。どこか影がある。/ジャン・ドランスキー(Jan Dolanský)。
サティヤ(スレピー)/女性警部補/Lucie Zácková。
スレピチコバ/サティヤのこと。シーズン2から字幕がこうなった。
ハー・マチャ(ホンザ)(カレル)/警部補?しょっちゅう何かを食べている。冗談好きで癒しキャラ。ロハンからの当たりがきつめ。/トマーシュ・イエジャーベック(Tomás Jerábek)。
ジョアナ/クヌースの娘/Sara Sandeva。
アリス(ザシュバロヴァ)/クヌースの元妻/クララ・チブルコバ(Klára Cibulková)。
ルーシー/ロビンの婚約者の女性/アネタ・クレチコバ(Aneta Krejcíková)。
ベネッサ/グレゴールの妻/Jitka Jezková。
ルーカス・ロハン/ヨハネスの兄?字幕がちょいちょい「弟」になる。/Miroslav Etzler。
マルタ/ヨハネスの妻/Kristýna Frejová。
ホイザー/地域安全警察監査の大佐の男性/ルカシュ・ヴァツリーク(Lukás Vaculík)。
ハナ・ワーグナー/2年前の未解決事件の被害者の女性。クヌースがプラハから異動する前に上司の女性Gabriela Hvozdíkováに捜査を指示された。
マーティン・ワーグナー/ハナの夫/フィリップ・メンツェル(Filip Menzel)。
Gabriela Hvozdíková/クヌースのプラハでの上司の女性/ダナ・チェルナ(Dana Cerná)。
ネヒト/検視医。自宅で趣味で獣医的なことをしている。人格者。/Cyril Drozda。
スタドラ/ドイツの潜入捜査員/Philipp Schenker。
シュウバル/クヌースが暴行した男性。アリスの交際相手。/スタニスラフ・マイェル(Stanislav Majer)。

(以下、シーズン2から登場)
チェプチコバ/ウースチー犯罪課の内勤の女性/Marcela Holubcová。
ガザ/警部。もうすぐ定年。勤務態度が良くない。/オンドジェイ・パベルカ(Ondrej Pavelka)。
ジェリコ/悪党の男。厳重警備刑務所ヴィクマノフに服役する。/Ivo Trajkov。
ドラコ・キューブリック/ジェリコの兄か弟のどっちか/ペジャ・ビヤラク(Predrag Bjelac)。
ヴク/ドラコの息子。
トルスティー/ウースチー州の長かどこかの市長?/Vítezslav Jandák。
ウィマー/元警察官。現金輸送車で輸送中に襲われけがをする。/ラデク・ブルーナ(Radek Bruna)。
(10)学んだこと(ワンランク上のおっさんになるために)
地理に疎いのでとりあえず本作品に出てくるチェコとモンテネグロの場所を覚えた。
ヨーロッパの地図
 チェコは③、モンテネグロは⑨。
 その他、①オランダ、②ポーランド、④スイス、⑤オーストリア、⑥スロバキア、⑦ハンガリー、⑧ボスニア、⑩アルバニア、⑪スロベニア、⑫クロアチア、⑬エストニア、⑭ラトビア、⑮リトアニア、⑯ベラルーシ、⑰ウクライナ、⑱モルドバ、⑲ルーマニア、⑳セルビア、㉑ブルガリア、㉒マケドニア、㉓トルコ。

 以上、「静かなる逆襲」(シーズン1~2)のレビューでした。