僭越ながらAmazon Prime Videoで観た連続ドラマ「キング・オブ・メディア」(シーズン1)の感想とかです。2018年公開のアメリカの作品です(Amazon Prime加入はこちらから ⇒ Amazon Prime )
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト )
(1)作品:キング・オブ・メディア (原題:SUCCESSION) (シーズン1)
(2)制作国:アメリカ(HBO)
(3)公開年:2018年
(4)エピソード数、時間:10話、56分~66分/話
(5)キャスト(出演者):ブライアン・コックス、ジェレミー・ストロング、他
(6)作品概略、あらすじ(序盤のみ)
80歳の男性ローガン・ロイ(ブライアン・コックス)は巨大なメディア企業ウェイスター・ロイコ社の創業者でありCEOである。ローガンの次男のケンダル(ジェレミー・ストロング)はロイコ社の幹部であり、ローガンの跡を継いでCEOになることを計画していたが、ローガンは誕生日会でCEOを継続することを宣言する。これを機に他の兄弟や社内外の関係者含めてドロドロした争いになる。
< ↓ 予告編 (YouTube - BBC チャンネル) >
(7)感想
部分的にネタバレあり。
最初から最後まで楽しめた。
話の展開は割と地味で家族内や社内の権力争いなどのドロドロしたものだが、登場人物が面白く描かれていた。家族でいろいろ争うが、単に憎しむのではなく、冷酷なことをしても愛情が残っていたりして深みがあった。
主役の(?)次男ケンダルが有能そうに見えて詰めが甘く、リアリティーがあり、親近感が沸いた。
長男のコナーは家族と距離をおき穏やかに暮らしていたが、ちょっとしたことで豹変して怖いところがあった。
三男のローマンは自由すぎた。コメディ色の強い作品ではないのでもう少し現実味のある役にしてほしかった。
ローガンの兄の孫クレッグはコネ頼りで近づきうざい役どころだが、上流社会での庶民感覚を示してくれる。素直な一方、身を守るための手をこっそり打ったりしてだんだん好意的に感じた。
シーズン2もアマゾンプライムビデオを観られるようになったらぜひ観たい。
(8)個人的評価:★★★★☆
(Amazonレビューは2020年11月現在、★3.9個(レビュー数22))
(9)登場人物/役柄/役者
主要な登場人物を役名/役柄/役者の順でネタバレをなるべく避けてメモしておく。
●ローガン・ロイ/メディアを主軸とした巨大複合企業ウェイスター・ロイコ社の創設者でCEOの男性。80歳でそろそろ引退がささやかれている。/ブライアン・コックス(Brian Cox)。
●コナー・ロイ/ローガンの長男。広い農園を運営している。。かつてロイコ社にいたが辞めた。/アラン・ラック(Alan Ruck)。
●ケンダル・ロイ/ローガンの次男。ロイコ社の幹部。/ジェレミー・ストロング(Jeremy Strong)。
●ローマン・ロイ/ローガンの三男。かつてロイコ社にいたが辞めていたが、また復帰する。お調子者。/キーラン・カルキン(Kieran Culkin)。
●シヴォーン・ロイ(シヴ)/ローガンの娘。政治コンサルタント。/サラ・スヌーク(Sarah Snook)。
●マーシャ・ロイ/ローガンの妻。レバノン出身。経歴が謎でしたたかそう。/ヒアム・アッバス(Hiam Abbass)。
●トム・ワムスガング/シヴォーンの交際相手の男性。ロイコ社の部長(?)。/マシュー・マクファディン(Matthew Macfadyen)。
●グレッグ・ハーシュ(あだ名グレッグ・エッグ)/ローガンの兄ユーアンの孫。貧窮していたところ母親に言われて仕事を求めてローガンに近づきトムの部下となる。/ニコラス・ブラウン(Nicholas Braun)。
●ユーアン・ロイ/ローガンの兄。グレッグの祖父。ローガンとは仲が悪い。/ジェームズ・クロムウェル(James Cromwell)。
●ラヴァ・ロイ/ケンダルの元妻。息子アイヴァーソン、娘ソフィーと暮らしている。/ナタリー・ゴールド(Natalie Gold)。
●ウィラ/コナーの交際相手の女性。元娼婦。脚本を書いたりしているらしい。/ジャスティン・ルーペ(Justine Lupe)。
●キャロライン/ローガンの元妻の一人。シヴォーンの実の母。嫌味たらしい。/ハリエット・ウォルター(Harriet Walter)。
●アミール/マーシャの息子/ダリウス・ホマユン(Darius Homayoun)。
●タバサ/ローマンの交際相手の女性/Caitlin FitzGerald(Caitlin FitzGerald)。
●フランク/ロイコ社の幹部の男性。ローガンの相談役を30年間してきた。/ピーター・フリードマン(Peter Friedman)。
●ジェリー/ロイコ社の女性社員。勤続20年。法務部門の顧問。/J・スミス・キャメロン(J. Smith-Cameron)。
●カロリーナ/ロイコ社の広報部門の女性社員/ダグマーラ・ドミンスク(Dagmara Dominczyk)。
●スチューイ/ケンダルの学生時代の友人の男性。投資家。/アリアン・モーイエド(Arian Moayed)。
●ジェス/ケンダルの秘書(?)の女性/ジュリアーナ・キャンフィールド(Juliana Canfield)。
●ローレンス・イー/ヴォルター社(メディア関係会社)の創設者。ロイコ社に売却し、幹部となる。/ロブ・ヤン(Rob Yang)。
●コリン/ローガンの側近の男性/スコット・ニコルソン(Scott Nicholson)。
●カール/ロイコ社の法務か広報部門(?)の男性社員/デヴィッド・ラッシュ(David Rasche)。
●ギル・イーヴィス/男性議員。大統領候補。ロイコ社グループが自分を批判するのでローガンをつぶしたいと思っている。妻を自殺で亡くしている。/エリック・ボゴシアン (Eric Bogosian)。
●ネイト・ソフレッリ/シヴォーンの元恋人の男性。政治コンサルタントでギルを支援している。/アシュリー・ズーカーマン(Ashley Zukerman)。
以上、ドラマ「キング・オブ・メディア」(シーズン1)のレビューでした。