車椅子ユーザージョナサソのおまけの人生

脊髄損傷を負い車椅子利用者になった男やもめの一人暮らしとか

2020冬 ドラマ評「ロマノフ家の末裔 ~それぞれの人生~」(シーズン1)

 

僭越ながらAmazon Prime Videoで観た連続ドラマ「ロマノフ家の末裔 ~それぞれの人生~」(シーズン1)の感想とかです。2018年公開のアメリカの作品です。

ドラマ「ロマノフ家の末裔 ~それぞれの人生~」の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト

(1)作品:ロマノフ家の末裔 ~それぞれの人生~ (原題:The Romanoffs) (シーズン1)
(2)制作国:アメリカ(Amazon Prime Video)
(3)公開年:2018年
(4)エピソード数、時間:8話、63分~89分/話
(5)作品概略、あらすじ(序盤のみ)と感想
 部分的にネタバレあり。
 基本的に1話ごとに別の作品でロマノフ家という設定は薄い。サービスシーンが過剰気味なのと美人女優が多かった(よく観るイギリスのドラマに比べて)のが印象に残った。

< ↓ 予告編 (YouTube - Amazon Prime Videoチャンネル) >

◆第1話「ヴァイオレット・アワー」

ドラマの「ロマノフ家の末裔」の第1話の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト

 ・概略、あらすじ
 舞台はパリ。ロマノフ家の末裔の女性アヌシュカ(マルト・ケラー)とその甥グレッグ(アーロン・エッカート)とその交際相手のソフィー(ルイーズ・ブルゴワン)と家政婦アジャル(Inès Melab)の話。グレッグとソフィーは体が弱くなってきたアヌシュカの屋敷を相続したいと思って待ってきた。
 ・感想
 犬が突然池(?)に向かって走って行って飛び込んで溺れるシーンがお粗末でもったいない。どうしても必要なシーンでもなさそうなのに。それを除けばアヌシュカの意地悪さとかアジャルの健気さとか強さとか二人の関係性の変化とか良かった。
◆第2話「空しい望み」

ドラマの「ロマノフ家の末裔」の第2話の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト

 ・概略、あらすじ
 舞台はアメリカ。ロマノフ家の末裔の男性マイケル・ロマノフ(コリー・ストール)とその妻シェリーは倦怠期を迎えている。クルーズ船でのロマノフ家のパーティーに二人で行く予定だったがマイケルは陪審員となったため、シェリーは一人で参加する。マイケルは陪審員の女性ミシェル(ケリー・ビシェ)とシェリー(ジャネット・モンゴメリー)はパーティー参加者の男性アイバン(ノア・ワイリー)と知りあう。
 ・感想
 最後にマイケルの取った行動がやり過ぎで予想外。動機が弱い。話はそこまで新鮮味がないがシェリーとミシェルが美人で見入った。
◆第3話「栄華の果てに」

ドラマの「ロマノフ家の末裔」の第3話の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト

 ・概略、あらすじ
 舞台はオーストリア。降板した主役(?)女優に代わりにロマノフ家のドラマの撮影に女優オリビア(クリスティーナ・ヘンドリックス)がやって来る。しかしロマノフ家の末裔の女性監督ジャクリーン(イザベル・ユペール)と衝突する。
 ・感想
 女性監督ジャクリーンが偏屈で観ていてしんどかった。オカルト的要素もあったが中途半端だったかも。ラストはヒッチコック劇場的な感じがして好きだが解釈が自分の勘違いかも。
◆第4話「秘密の重み」

ドラマの「ロマノフ家の末裔」の第4話の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト

 ・概略、あらすじ
 舞台はニューヨーク。出産を間近に控えた娘エラ(エミリー・ラッド)を持つ母ジュリア(アマンダ・ピート)の過去の回想とか葛藤とか。ジュリアの知人ダニエル(ジョン・スラッタリー)がロマノフ家の本を出版している。ロマノフ家の末裔は本エピソードでは出てこない(?)。
 ・感想
 第3話の準主役の女性監督に続き、第4話は主役の女性ジュリアが情緒不安定で観ていてしんどい。勘が鈍いためか何度も出てくる若い女性が出てくるシーンがジュリアが自分の昔の回想しているものと気づくのに時間がかかった。ロマノフ家は本エピソードにほとんど関係なく取ってつけたみたいだった。
 でも下記のシーンは良かった。
 ・ジュリアの告白に対する夫エリックの返答。
 ・最後の娘エラが直接ジュリアには言わないが、気遣いながら自分は事実を知っていると示すところ。
◆第5話「像の調べ」

ドラマの「ロマノフ家の末裔」の第5話の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト

 ・概略、あらすじ
 舞台はアメリカ。ロマノフ家の末裔キャサリン(ダイアン・レイン)とその夫アレックス(ロン・リビングストン)はピアノ講師デヴィッド(アンドルー・レイノルズ)を雇い、二人の息子に習わせている。デヴィッドはゲイであり、ある日、誰かから警察にデヴィッドが教え子に不適切な行為をした(かも?)との訴えがあり、キャサリンは警察から聞き込みをされる。
 ・感想
 ロマノフ家はほとんど関係なかったが良い話だった。アレックスが少年時代に友人にした質問の件で父親から叱られる場面、逆にデヴィッドを避けようとする息子たちを諭す場面、ほのぼのとした最後の落ちが良かった。
◆第6話「パノラマ」

ドラマの「ロマノフ家の末裔」の第6話の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト

 ・概略、あらすじ
 舞台はメキシコ。ジャーナリストの男性エイベル(フアン・パブロ・カスタネダ)が病院で車椅子に乗った少年ニック(ポール・ルーク・ボネンファン)の母親ヴィクトリア(ラダ・ミッチェル)に惹かれる。
 ・感想
 序盤にエイベルが女性の顔がどうのこうのとか言ってたところが主テーマかと思ったがそれ以降の話とのつながりがなくてモヤモヤした。ロマノフ家の末裔の設定も出てきたが話にあまり関係なかった。メキシコの観光地(?)とかが綺麗だった。
◆第7話「終着点」

ドラマの「ロマノフ家の末裔」の第7話の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト

 ・概略、あらすじ
 舞台はロシア。アメリカから夫ジョーと妻アンカの中年夫婦がロシアに養子となる女の子の赤ちゃんオサスナを迎えに来る。そこで想定外のことがあった。
 ・感想
 心が痛い展開だった。対立するジョーとアンカのどちらの気持ちも分かって。院長が夫婦をだまそうとしていたのか、事実を隠そうとしていたのか、どっちでもないのか分からなかった。ラストのジョーの表情が色々解釈がありそう。
◆第8話「すべてを持つ者」

ドラマの「ロマノフ家の末裔」の第8話の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト

 ・概略、あらすじ
 舞台はパリ(現在の電車内)、イギリス(過去)、香港(過去)等。ロサンゼルスの脚本家のジャック(JJ・フィールド)はパリの電車内で窓側の自分の席に座っていたキャンディス(アデル・アンダーソン)に席を譲り隣の通路側の席と交換する。そしてキャンディスはジャックにロマノフ家の知人の話を聞かせる。
 ・感想
 最後はやり過ぎたが父親ジョージと家政婦オンディーヌに人生を壊されたサイモンに同情した。香港でのカラオケシーンで同僚(?)が歌ったScorpionsの「Rock You Like A Hurricane」(滅茶苦茶上手い)の後のサイモンの選曲とか歌いっぷりが良かった。さらにその後サイモンには切ない展開になったけど。
(7)個人的評価:★★★☆☆
(Amazonレビューは2020年12月現在、3.1個(レビュー数32))

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 以上、ドラマ「ロマノフ家の末裔 ~それぞれの人生~」(シーズン1)のレビューでした。