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脊髄損傷を負い車椅子利用者になった男やもめの一人暮らしとか

2020冬 ドラマ評「そして誰もいなくなった」(2015年BBC版)

僭越ながらAmazon Prime Videoで観た連続ドラマ「そして誰もいなくなった」の感想とかです。2015年公開のイギリスのドラマ版です。(Amazon Prime加入はこちらから ⇒ Amazon Prime ) 

ドラマ「そして誰もいなくなった」の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト

(1)作品:そして誰もいなくなった (原題:And Then There Were None)
(2)制作国:イギリス(BBC)
(3)公開年:2015年
(4)エピソード数、時間:3話、56分~57分/話
(5)キャスト(出演者):メイブ・ダーモディー、エイダン・ターナー、他
(6)作品概略、あらすじ(序盤のみ)
 原作はアガサ・クリスティーにより1939年に発行された小説。何度か映画化、ドラマ化されているが本作品は2015年イギリスのBBCで放映されたもの。
 オーエン夫妻と名乗る人物から兵隊島という小さな孤島の別荘(?)に男女8人が招待される。そこには新規に雇われた執事の夫婦がいたが、オーエン夫妻はいなかった。そこで連続殺人事件が起こる。

< ↓ 1話予告編 (YouTube - BBC チャンネル) >

(7)感想
 原作も読んでなく、同原作の他の映画やドラマも観ていない状況で観た。
 招待客の過去が明かされていく展開とか最後の犯人の登場など話は面白かった。小説は読んでいないがおそらく面白いのだろうと思われ、ベストセラーとなったのも理解できた。ただ、本ドラマは不満や疑問が結構残った。
 以下、部分的にネタバレあり、批判的な感想なのでもしあれでしたらすみません。

◆不満点、疑問点
・犯人は予想外だったが、それは映像化ならではのミスリード(視聴者をずるくだます)と感じた。あの犯人がどうやって強そうな男性も含めてサクサクと殺害していったのか想像できない。
・60分弱×3話と短かったせいもあるだろうが、各人物の過去とか心理とかがあまり描かれていなかった。そのくせ、女性教師ヴェラの回想シーンは無駄っぽいところもありテンポが悪かった。回想シーンで少しずつ真相が明かされて行くところは良かったけど。ヴェラの最後の心理、行動がよく理解できなかった。あんな行動をとるような人物には思えない。
・犯人はなぜあのような殺し方をしていったのか?。童話の引用は犯人の遊び心か?。犯人の好きな殺害方法は一つでさらにそれを見るのが好きなのではないか?。まあその一つのやりかたでは自分が犯人とばれるし、対策されそうだが。

(8)個人的評価:★★★☆☆
(Amazonレビューは2020年12月現在、3.5個(レビュー数18))
(9)登場人物/役柄/役者
主要な登場人物を役名/役柄/役者の順でネタバレをなるべく避けてメモしておく。
(↓招待した側の人)
オーエン夫妻/互いに面識のない男女8人を兵隊島の別荘(?)に招いた夫妻。
トマス・ロジャーズ/執事夫婦の夫/ノア・テイラー(Noah Taylor)。
エセル・ロジャーズ/執事夫婦の妻/アンナ・マックスウェル・マーティン(Anna Maxwell Martin)。
ナラコット/船頭の男性。船で島と行き来する。/Christopher Hatherall。
(↓招待された人)
ヴェラ・クレイソーン/女性教師/メイブ・ダーモディー(Maeve Dermody)。
ジョン・マッカーサー/元(?)将軍/サム・ニール(Sam Neill)。
フィリップ・ロンバード/若い男性。銃を持ち込んだ。/エイダン・ターナー(Aidan Turner)。
ロレンス・ウォーグレイヴ/元判事の男性/Charles Dance(Charles Dance)。
エドワード・アームストロング/医師/トビー・スティーブンス(Toby Stephens)。
ウィリアム・ブロア(ずんぐり)/元(?)刑事の男性。フィリップからしつこく「ずんぐり」と呼ばれ続ける。/バーン・ゴーマン(Burn Gorman)。
アンソニー・マーストン/若い男性。車が自慢で粗い運転をする。/ダグラス・ブース(Douglas Booth)。
エミリー・ブレント/初老の女性。侮蔑的な発言をする。/Miranda Richardson(Miranda Richardson)。
(↓その他)
シリル/ヴェラが家庭教師していた少年/ハーレイ・ギャラチャー(Harley Gallacher)。

 以上、ドラマ「そして誰もいなくなった」のレビューでした。