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脊髄損傷を負い車椅子利用者になった男やもめの一人暮らしとか

2021初春 映画評「僕のワンダフル・ライフ」

僭越ながらAmazon Prime Videoで観た映画「僕のワンダフル・ライフ」の感想とかです。2017年公開のアメリカの犬の映画です。

映画「僕のワンダフル・ライフ」の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト ) 

(1)作品名:僕のワンダフル・ライフ (原題:A Dog's Purpose)
(2)制作国:アメリカ
(3)公開年:2017年
(4)作品時間:100分
(5)監督:ラッセ・ハルストレム
(6)キャスト(出演者):ブリット・ロバートソン、 K.J.アパ、ジョン・オーティス、デニス・クエイド、他
(7)作品概略、あらすじ(序盤のみ)
原作はアメリカの作家W・ブルース・キャメロンの小説「野良犬トビーの愛すべき転生」。複数回の転生を繰り返す犬と人との出会いと別れを描いた作品。

< ↓ 予告編 (YouTube - ユニバーサル・ピクチャーズ公式チャンネル) >

(8)感想
 部分的にネタバレあり。
 アマゾンでレビュー総数および高評価レビュー数が多かったので観た。動物モノにありがちな緩い作品かなあと懸念して観たが、ほっこりしたり、うるっときたり、犬が関わらない切ない展開があったりで良かった。
 犬の心情がちょくちょく語られるのだが、人とのずれがあって微笑ましかった。
 犬の気持ちが人に伝わらずもどかしい場面があった。昔、精度は低いが犬の鳴き声を翻訳する「バウリンガル」というオモチャ的存在の機械があったが、その後どうなったのだろうか。一般の飼い犬の他、警察犬とか盲導犬(通常は吠えないよう調教するのだろうが)とかに使えたら効果倍増しそうだが。AIとかの得意分野にも思えるが、技術的に大きな課題があるのだろうか。
 犬が出てくる雑な作品では懐いている設定の飼い主に全然懐いてなさそうだったり、犬が全然違うところ(映っていないトレーナーとか?)を見ていて冷めてしまうことが多いが本作品では気になるところはあまりなかった。
 自分は犬を飼ったことがなく、帰省時に実家で飼っていた犬と遊んだ程度で亡くなるときも見取れなかった。この作品は犬を飼っていたら号泣するかも。
 原題の「A Dog's Purpose」(犬の目的)は最後に語られる。その答えは人間のエゴも感じられるが、あながち間違ってなさそうなのが犬のたまらないところ。
(9)個人的評価:★★★★☆ (Amazonレビューは2021年1月現在4.5個(レビュー数1734))
(10)登場人物/役柄/役者
主要な登場人物を役名/役柄/役者の順で極力ネタバレを避けてメモしておく。
イーサン/路上の自動車内で弱っていた子犬(後に「ベイリー」と命名)を見つけて両親に頼んで飼いだした少年/少年期はブライス・ガイザー(Bryce Gheisar)、高校生時代はK・J・アパ(K.J. Apa)、中年期はデニス・クエイド(Dennis Quaid)。
ハンナ/イーサンが高校生のとき飼い犬ベイリーを使ってナンパした女性/高校生時代はブリット・ロバートソン(Britt Robertson)、中年期はペギー・リプトン(Peggy Lipton)。
カルロス/警察官の男性。警察犬エリーの飼い主。/ジョン・オーティス(John Ortiz)。
マヤ/女子大生。ティノという犬の飼い主。/カービー・ハウエル=バプティスト(Kirby Howell-Baptiste)。
アル/マヤと同じ大学の男子学生。メスの大型犬ロクシーの飼い主。/プーチ・ホール(Pooch Hall)。
エリザベス/イーサンの母/ジュリエット・ライランス(Juliet Rylance)。
ジム/イーサンの父/ルーク・カービー(Luke Kirby)。
ビル/イーサンの祖父/マイケル・ボフシェヴァー(Michael Bofshever)。
フラン/イーサンの祖母/ガブリエル・ローズ(Gabrielle Rose)。

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 以上、「僕のワンダフル・ライフ」のレビューでした。