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2021春 ドラマ評「9から始まる奇妙な物語」(シーズン1)

僭越ながらAmazon Prime Videoで観た連続ドラマ「9から始まる奇妙な物語」(シーズン1)の感想とかです。2014年公開のイギリスのコメディ作品です。 

ドラマ「9から始まる奇妙な物語」(シーズン1)の紹介画像
(画像引用元:Amzon Prime Videoサイト )

(1)作品名:9から始まる奇妙な物語 (原題:Inside No.9) (シーズン1)
(2)制作国:イギリス(BBC)
(3)公開年:2014年
(4)エピソード数、時間:6話、29分/話
(5)キャスト(出演者):スティーヴ・ペンバートン、リース・シェアスミス、他
(6)作品概略
1話完結のブラックなコメディ作品。舞台も登場人物も毎回異なる。ただし、どの話も「9」に関係している。
(7)感想
 批判的な感想になるのでもしあれでしたらすみません。

 ほとんどの話が落ちで視聴者を驚かそうというだけで面白くないし、意味もよくわかない苦手なタイプの作品だった。コメディとしても特に面白くないし。1話30分と短いのでなんとか全6話観た。全6話とも「written by Steve Pemberton & Reece Shearsmith」と表示あり、出演もしていたこの二人が脚本を作ったのだろうが、どの話も面白くないし粗くて薄く感じた。がんばってたくさん作ったのだろうが、プロに任せれば良いのにと思った。
 どの話も「9」が関係しているらしいが、特に大きな意味はなく、気づかないくらいだった。なぜこういう意味ありげな縛りを入れたのか不明。

 以下、各話ごとの感想でなるべく避けるが必然的に部分的にネタバレあり。

・第1話:かくれんぼ (原題:Sardines)
会話がメインとなり、いろいろな人物が出てきてシニカルなジョークを言うがつまらない。落ちは目的がよく分からない。背景とかが分かれば面白そうだが。落ちにつながるシーンを入れる時間は十分あったはずなのに。体臭をネタにするのは幼稚だし不快。人の悪口でも臭いのことを言う奴は特にクズだと思っている。
・第2話:ある静かな夜に (原題:A Quiet Night In)
チャップリンの無声映画みたいだったがギャグがいまいち。30分弱、話を引っ張った割にしょうもない落ち。なるほどと思えない落ちなので意表は突かれた。大型犬のシーンはほっこりした。
・第3話:招かれざる客 (原題:Tom & Gerri)
第1、2話に比べ中盤まではストーリー性があって期待していたが、最後はごちゃごちゃひっくり返してすっきりしない。ひっくり返しの最終地点があれで正解とも言えそうにないし(どうひっくり返してもすっきりしないのは変わりない)。
・第4話:最後の息 (原題:Last Gasp)
どんな落ちがあるかと期待したが普通すぎてないだろうという方向の落ちだった。奇をてらっただけの筋が通らない落ちではなかったのは良かった。ブラックジョークは多めだった。
・第5話:微笑む悪党 (原題:The Understudy)
落ちに特に驚きもなく普通の話だった。面白くはないが、奇をてらっただけの筋が通らない落ちではなかったのは良かった。
・第6話:地獄降り (原題:The Harrowing)
第5話まで毎回出ていたスティーヴ・ペンバートンがいつ出るのだろうかと思いながら観ていたので(出てくるとうんざりするようになっていたが)、出てこなかったので予想はしていない展開だった。でも落ちまで長くダレた。それまでのシェリー(?バイトに来た少女の友達)の言動から落ちもすっきりしなかった。
(8)個人的評価:★☆☆☆☆
(Amazonレビューは2021年4月現在、3.6個(レビュー数6))

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 以上、「9から始まる奇妙な物語」(シーズン1)のレビューでした。