入院中にも勤しんだFXでそこそこの利益が出たので所得税の確定申告が必要となりました(1箇所から給与の支払いを受けていて、給与所得及び退職所得以外の所得が20万円を超えるパターンに該当)。2016年2月以来の申告であり、国税庁のサイトで資料を作成したのですが、ちょこっと入力画面とか必要書類とか納税方法の選択肢が変わっていたのでまとめておきます。
今回の私の例は会社員で年末調整済で今回FXの所得のみを申告し、前年度以前の損失繰越分がないものです。FXは国内業者と海外業者で税金の扱いが異なるのですが、私は国内業者を使っています(今回1社のみ)。
ちなみにアフィリエイトとかグーグルアドセンスは全然儲かってないので(はてなPro利用料金とかドメイン代金とか数カ月分のURL転送代とかも未回収)申告不要のはずです。
2020年確定申告(2019年分)でやること
税務署への提出方法は3通りあるが、一番古くからある印刷して提出する方式とする。e-Taxのマイナンバーカード方式はマイナンバーカードとICカードリーダーが必要なため断念。e-TaxのID・パスワード方式は事前に税務署で面談が必要とかで断念。
1. 国税庁の確定申告サイトでPDFファイル作成
勤務先から源泉徴収票、FX業者から年間損益報告書を受領してそれを見ながら国税庁サイトで入力すると下記書類(PDFファイル)ができる。
(国税庁の確定申告サイト ⇒ 令和元年分 確定申告特集 )
・確定申告書 (申告書B第一表(提出用))
印刷後に押印箇所、提出日の記入箇所あり。
・確定申告書 (申告書B第二表(提出用))
・確定申告書 (申告書第三表(分離課税用)(提出用))
・添付書類台紙
マイナンバー通知カードと免許証のコピーを貼る。
源泉徴収票は今回から不要になった。
・先物取引に係る雑所得等
2. 上記PDFと年間損益報告書を印刷、押印(一カ所)
USBメモリにPDFファイルを入れ、ローソンで印刷した(白黒A4で10円/枚)。
3. マイナンバーお知らせと免許証をコピーして、台帳に糊付け
免許証コピー貼り付けまで完了。マイナンバーお知らせのコピーは未完(入院中で手元にないので)。
4. 所得税及び復興特別所得税を納税
令和元年(2019年)分の確定申告期間は、令和2年(2020年) 2月17日(月)から3月16日(月)。書類と共に現金を税務署に持って行く、あるいは、書類を郵送してクレジットカードで支払う予定(申告期限までに退院または申告期間に外出できそうなら前者、共にダメそうなら後者)。マイナンバー通知カードが手元になく自宅に寄る必要があるのがネックとなっている。PDF化してパソコンに入れておけば良かった。
クレジットカードでの納税(指定のもののみで所得税も対象)は2017年1月から可能になった。ただし、手数料は納税者負担。納税額10,000円まで76円(消費税別)、それ以降10,000円を超えるごとに76円(消費税別)追加となる。私の所有しているカードのポイント還元率では赤字となる。なお、今回の私の場合、納税額が1枚のカードの月額限度額を超えているが、複数のカードで合わせて払うこともできるらしい。
5.住民税の納付
別途6月頃に納税の通知が郵送されるはずなのでそのとき払う予定。
以下、上記1(「1. 国税庁の確定申告サイトでPDFファイル作成」)の作業をプリントスクリーンしたのでメモと共に残しておきます。
(↓国税庁の確定申告サイトにアクセスして「確定申告書等の作成はこちら」をクリック。)
(↓「作成開始」をクリック。)
(↓「印刷して提出」を選択。)
(↓「利用規約に同意して次へ」をクリック。)
(↓「令和元年分の申告書等の作成」を展開。)
(↓「所得税」をクリック。)
(↓「左記以外の所得のある方(全ての所得対応)」の「作成開始」をクリック。)
(↓生年月日を入力。)
(↓給与所得の「入力する」をクリック。)
(↓年末調整済みの方の「入力する」をクリック。)
(↓勤務先から受領した源泉徴収票を見ながら各項目を入力して「入力内容の確認」をクリック。)
(↓入力内容を確認して「次へ進む」をクリック。)
(↓先物取引に係る雑所得等の「入力する」をクリック。)
(↓FX業者から受領した年間損益報告書を見ながら入力していく。「種類」は「外国為替証拠金取引」、「決済年月日」は年のみ選択し、月日は多数あるので空欄、「決済の方法」は「差金決済」と入力。必要経費として通信費を申告(今回初めて。FXで利用したと言えそうな割合を按分して)。入力後、「入力終了(次へ)>」をクリック。)
(↓「入力終了(次へ)>」をクリック。)
(↓「入力終了(次へ)>」をクリック。)
(↓「入力終了(次へ)>」をクリック。)
(↓納税金額が表示される。「次へ>」をクリック。)
(↓「OK」をクリック。)
(↓「住民税・事業税に関する事項」をクリック。)
(↓「自分で納付」を選択、「入力終了(次へ)>」をクリック。)
(↓「入力終了(次へ)>」をクリック。)
(↓住所、氏名等を入力し(「屋号」はないので空欄)、「次へ進む」をクリック。)
(↓マイナンバーを入力し、「次へ進む」をクリック。)
(↓「帳票表示・印刷」をクリック。)
↓
PDFファイルが作成される。
↓
(↓修正や来年度以降の申告書作成に備えてデータを保存するため、「入力データを保存する」をクリック。)
(↓「入力したデータをダウンロードする」をクリック。)
↓
ダウンロード完了後、「戻る」をクリック。
↓
(↓「終了する」をクリック。)
(↓「はい」をクリック。)
これで所得税の確定申告の書類作成とデータ保存が完了。
(2020.02.29追記)
2/28(金)に入院中の病院から外出して、自宅に寄りマイナンバーのお知らせのコピーを発掘して提出書類を完成させ、税務署に行って書類の提出及び所得税の納税をしてきました。車椅子利用者でコンビニに寄ってコピーとかも面倒なので、この手のコピー(マイナンバーのお知らせ、運転免許証、障害者手帳とか)は予備を持ってます(手元にあればもっと良かったのですが)。
納税は現金で支払い、領収証書を受領してきました。
書類の体裁は窓口の職員に確認してもらいましたが、中身まではチェックされません。やましいところはありませんが、これで無罪放免かどうかは分からないということに注意必要です。何か問題あれば、時効成立まで連絡があるようです。
(2020.07.15追記)
住民税の納付
7/14に入院中の病院から外出したついでに自宅に寄ると市役所から「令和2年度 市民税・県民税 納税通知書」が届いていました。
振込用紙が納期分ごとに4分割されて同封されていました。
1期分の納期が6/30だったので過ぎていました。
延滞金はややこしのですが、自分なりに計算してみましたが、2,000円未満切り捨てで無罪放免になるようでした。
納付書の納期が過ぎているのが気になり、市役所に電話して聞いてみると延滞金がある場合も自分で計算して追加して払うのではなく、遅れてもまずこの納付書通り払って、延滞金を後から役所が延滞金を請求する、とのことでした。二度手間になるし、また払い損ねるとまた延滞金が発生しそうですし、請求を待っている間の延滞分は発生するのか、とか気になりますが、その辺は聞きそびれました。とりあえず、4期分すべてまとめてローソンで払ってきました。
以上です。