僭越ながらAmazon Prime Videoで観た連続ドラマ「ハップとレナード~危険な2人~」(シーズン1~3)の評価とかです。2016年~2018年に公開されたアメリカのドラマです。1980年代のアメリカ南部を舞台として白人男性ハップと黒人男性レナードが活躍します。(Amazon Prime加入はこちらから ⇒ Amazon Prime )
(画像引用元:Amzon Prime Videoサイト)
(1)作品:ハップとレナード~危険な2人~ (原題:HAP AND LEONARD)
(2)制作国:アメリカ
(3)公開年:2016年(シーズン1)、2017年(シーズン2)、2018年(シーズン3)
(4)エピソード数、時間
・シーズン1:全6話、42分~44分/話
・シーズン2:全6話、42分~43分/話
・シーズン3:全6話、41分~45分/話
(5)キャスト(出演者):ジェームズ・ピュアフォイ、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、ジミ・シンプソン、ビル・セイジ、クリスティナ・ヘンドリックス、ポリアンナ・マッキントッシュ、エンリケ・ムルシアーノ、ティファニー・マック、他
(6)作品概略、あらすじ
1980年代のアメリカ南部が舞台。白人男性ハップ(ジェームズ・ピュアフォイ)と親友の黒人男性レナード(マイケル・ケネス・ウィリアムズ)が活躍する話。以下、部分的にネタバレあり。
・シーズン1
ハップとレナードはバラ園の作業員の職を失う。そんな中、ハップに元妻のトルーディ(クリスティーナ・ヘンドリックス)が闇の仕事を持ちかける。それは、トルーディの再婚相手が服役中に囚人仲間から聞いた話で、その囚人が逮捕される前にお金を積んだ車が川に落ちたままになっており、そのお金を回収する、というもの。
< ↓ シーズン1予告編 (YouTube - Prime Video UK チャンネル) >
・シーズン2
レナードは亡くなったおじの家で暮らし始めるが、その床下で子供の遺体を発見する。相談を受け、判断を任せられたハップが警察に届け出たら、レナードが犯人扱いされるが釈放される。それでレナードはハップと共に真犯人を探す。また、2人には黒人女性の美人弁護士フロリダ(ティファニー・マック)がつく。
・シーズン3
黒人容疑者の弁護のため黒人差別が激しいグローブタウンに行ったフロリダが消息を絶つ。フロリダと親密な関係にあった警官ハンソンから頼まれたハップはレナードと共にグローブタウンに行き、いろいろ危険な目に合いながらフロリダを探す。
(7)感想
・良かったところ
名作刑事ドラマ「ザ・ワイヤー」の黒人ギャングのオマー役のマイケル・ケネス・ウィリアムズがレナードを好演していた。またしても同性愛者という設定だった。白人ハップと黒人レナードの人種を越えた友情が良かった(両者は同じ不幸を共有していて、ハップはレナードを兄弟と同じように思っている(レナードもそう思っていたかは失念))。
シーズン1では、トルーディの思想と行動がぶっ飛んでいて感情移入はできなかったが面白かった。凶悪犯カップルの男のソルジャー(ジミー・シンプソン)と女のエンジェル(ポリアンナ・マッキントッシュ)が乱暴すぎて不快ではあったが緊張感をもたらした。犯人グループのチャブが根はいい奴で癒しキャラだった。
シーズン2では、ハップとレナードのひととなりが前シーズンで分かっており、遺体が出てくる冒頭から楽しめた。容疑者とされるレナードも黒人であるためかそれを当たり前のように悟っているところがいじらしかった。連続殺人犯の動機とかがちょっと理解しづらかったが、人気ドラマ「クリミナルマインド」的なゾクゾク感があった。
シーズン3では、人種差別とその行動で人種差別の激しいグローブタウンに飛ばされた警官スニードが改心して(何故かは分からなかった)、正義を通すようになっていたのが救いがあった。
・残念だったところ
都合の良すぎる展開がちょいちょいあった(シーズン1でハップとトルーディがボートでピンポイントで車の沈んでいるところを勘で当てて、更に普通に釣りをするようにしてバンパーを釣り上げ、服を着たまま泳いでワニから逃げ切るところとか)。
ちょくちょく入る回想シーンが過剰だった。重いシーンになるし、話が止まるので。
(8)個人的評価:★★★☆☆ (シーズン1~3まとめて)
(Amazonレビューは2020年3月現在、シーズン1:★4個(レビュー数16)、シーズン2:★4.5個(レビュー数9)、シーズン3:★4個(レビュー数9)
以上、「ハップとレナード~危険な2人~」(シーズン1~3)のレビューでした。