僭越ながらAmazon Prime Videoで観た連続ドラマ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」(シーズン1~5)の感想とかです。2010~2014年公開のアメリカの作品です。
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト )
(1)作品名:ボードウォーク・エンパイア 欲望の街 (原題:Boardwalk Empire) (シーズン1~5)
(2)制作国:アメリカ(HBO)
(3)公開年:シーズン1は2010年、2は2011年、3は2012年、4は2013年、5は2014年
(4)エピソード数、時間:12話/シーズン(シーズン5は8話)、49分~72分/話
(5)キャスト(出演者):スティーヴ・ブシェミ、マイケル・ピット、ケリー・マクドナルド、他
(6)作品概略、あらすじ(序盤のみ)
禁酒法が施行された1920年代のアメリカが舞台。主人公はイーノック・トンプソン(愛称ナッキー)(スティーヴ・ブシェミ)。ナッキーの表の顔はニュージャージー州アトランティック郡の収入役、裏の顔は収賄や酒の販売などで富も裏の権力も手にした実業家。ナッキーを中心にその家族、ニューヨークのギャングのルチアーノ、シカゴのギャングのカポネ、国税庁の取締官などを描く。
(7)感想
部分的にネタバレあり。
シーズン5まであり長いのでおよび腰になっていたが、この時代のギャングモノが好きでアマゾンで高評価レビューも多く、つまらなければ早めに視聴をやめるつもりで観始めた。すると面白くて概ねだれることもなく最終のシーズン5までハイペースで観終えた。
ナッキー役のスティーヴ・ブシェミ、マーガレット役のケリー・マクドナルドが好きな役者だったことも良かった。サリー役のパトリシア・アークエットは久しぶりに見たが役者を調べるまで気づかなかった。ベテラン女優としてうまくモデルチェンジしたということかも。その他はほとんどが知らない役者だったが今後、別の作品で見つけるのも楽しみになった。
時代や場所やスポットを当てる人物が頻繁に切り替わって話が進むのだが、メインのナッキーやギャングのところ以外にも国税庁の特別取締官ネルソン・ヴァン・オルデンのところが地味ながら良かった。ネルソンはすごく真面目で気難しい性格なのだが、自分を抑えられずとんでもないことをしたり、妻との仲は険悪になりながらも家族のために自分には向いてなさそうな仕事を不器用なりにこなしてたくましく生きていく姿が良かった。
性描写が過剰なのとシーズン4辺り(チョーキー絡みの話)で少しだれたのがマイナスポインツ。
(8)個人的評価:★★★★☆(シーズン1~5まとめて)
(Amazonレビューは2021年1月現在、シーズン1:★3個(レビュー数21)、シーズン2:★4個(レビュー数7)、シーズン3:★4個(レビュー数8)、シーズン4:★4個(レビュー数3)、シーズン5:★4.8個(レビュー数14))
(9)登場人物/役柄/役者
主要な登場人物を役名/役柄/役者の順でネタバレをなるべく避けてメモしておく。
●イーノック・トンプソン(ナッキー)/アトランティックシティの収入役の男性。最初の妻を亡くしている。/スティーヴ・ブシェミ(Steve Buscemi)。
●イライアス・トンプソン(イーライ)/ナッキーの弟。保安官。妻と8人の子供がいる。/シェー・ウィガム(Shea Whigham)。
●ジェームズ・ダーモディ(ジミー)/ナッキーの子分の男。帰還兵。右脚を少し引きずっている。/マイケル・ピット(Michael Pitt)。
●マーガレット・シュローダー(マルグリット)/二児(男児テオドア、女児エミリー)の母。夫ハンスのことで相談しに行きナッキーと知りあう。/ケリー・マクドナルド(Kelly Macdonald)。
●アンジェラ・ダーモディ/ジミーの恋人の女性/アレクサ・パラディノ(Aleksa Palladino)。
●トミー・ダーモディ/ジミーとアンジェラの息子/Brady Noon、Connor Noon。
●ジョニー・トーリオ/シカゴの大物ギャング/グレッグ・アントナッチ(Greg Antonacci)。
●アルフォンス・カポネ/トーリオの子分の男。短気。ヴァンダレイ・シウバに少し似ている。/スティーヴン・グレアム(Stephen Graham)。
●アーノルド・ロススタイン/ニューヨークの大物ギャング/マイケル・スタールバーグ(Michael Stuhlbarg)。
●チャールズ・ルチアーノ(チャーリー、ラッキー)/ロススタインの子分/ヴィンセント・ピアッツァ(Vincent Piazza)。
●マイヤー・ランスキー/チャーリーの相棒/アナトール・ユセフ(Anatol Yusef)。
●ジリアン・ダーモディ/ジミーの母。ダンサー。14歳くらいでジミーを生んでおり母としては通常より見た目が若い。/グレッチェン・モル(Gretchen Mol)。
●エドワード・ケスラー(エディ)/ナッキーのお付きの男性/アンソニー・ラチューラ(Anthony Laciura)。
●ネルソン・ヴァン・オルデン/国税庁の特別取締官でアトランティック郡担当の男性/マイケル・シャノン(Michael Shannon)。
●ジェームズ・ニアリー/アトランティックシティ(?)の市長(?)の男性/ロバート・クロヘシー(Robert Clohessy)。
●パール/ジミーが浮気していた娼婦/エミリー・ミード(Emily Meade)。
●ルーシー・ダンジカー/ナッキーと交際している娼婦/パス・デ・ラ・ウエルタ(Paz de la Huerta)。
●ロバート・ディットリッヒ/写真館の男性。メアリーの夫。/Josiah Early。
●メアリー・ディットリッヒ/写真館の女性。ロバートの妻。/リサ・ジョイス(Lisa Joyce)。
●ルイス・ケストナー/提督。アトランティックシティをつくりあげた。/ダブニー・コールマン(Dabney Coleman)。
●リチャード・ハロー/ジミーが戦争の影響の心理テストを受けにいったときに知りあった男性。帰還兵で顔の左側に損傷があり、顔半分のマスクを着用している。狙撃兵だった。/ジャック・ヒューストン(Jack Huston)。
●セブソ/ネルソンの部下の男性/エリック・ワイナー(Erik Weiner)。
●フレッド・エリオット/ネルソンの上司の男性/ピーター・マクロビー(Peter McRobbie)。
●アルバート・ホワイト(チョーキー)/アトランティックシティの密造酒の販売人の男。地域の黒人のリーダー。/マイケル・ケネス・ウィリアムズ(Michael Kenneth Williams)。
●オーウェン・スレイター/アイルランド出身の男性。ナッキーの子分になる。/チャーリー・コックス(Charlie Cox)。
●マニャ(マニー)/フィラデルフィアの肉屋でギャングの男/ウィリアム・フォーサイス(William Forsythe)。
●エスター・ランドルフ/連邦検事補の女性。シーズン2から登場。/ジュリアンヌ・ニコルソン(Julianne Nicholson)。
●ミッキー・ドイル/アトランティックシティのギャングの一員。お調子者。/ポール・スパークス(Paul Sparks)。
●ジュリア/酒場での喧嘩で負けリチャードが家まで送った帰還兵(役名失念)の娘/レン・シュミット(Wrenn Schmidt)。
●エドワード・ベイダー/アトランティックシティ(?)の市長の男性/ケビン・オルーク(Kevin O'Rourke)。
●ジョー・マッセリア/大物ギャング/イヴォ・ナンディ(Ivo Nandi)。
●ジップ・ロゼッティ/ギャング。マッセリアとつながりがある。短気で暴力的。シーズン3の第1話から登場。/ボビー・カナヴェイル(Bobby Cannavale)。
●リーマス/役人(詳細失念)の男性/グレン・フレシュラー(Glenn Fleshler)。
●オバニオン/花屋の店主でギャングの男/アーロン・シヴァー(Arron Shiver)。
●ハリー/(役柄失念)/クリストファー・マクドナルド(Christopher McDonald)。
●ジェス/役人(詳細失念)の男性。
●アンドリュー・メロン/長官(?)の男性/ジェームズ・クロムウェル(James Cromwell)。
●ミーンズ/役人(詳細失念)の男性。情報屋。/スティーヴン・ルート(Stephen Root)。
●パーンズリー/チョーキーが拘置所で知りあった男。
●ウィリアム・トンプソン(ウィリー)/イーライの長男/ベン・ローゼンフィールド(Ben Rosenfield)。
●フランク・カポネ/アルの兄/モーガン・スペクター(Morgan Spector)。
●ヴァレンティン・ナルシス(ドクター)/パーンズリーのしたことでからんできた男/ジェフリー・ライト(Jeffrey Wright)。
●ドーター・メートランド/ナルシスがチョーキーのクラブに連れてきた女性歌手/マーゴット・ビンガム(Margot Bingham)。
●ロイ・フィリップス/仕事でアトランティックシティにきた男性。ジリアンと恋仲になる(なり染めとか失念)。/ロン・リビングストン(Ron Livingston)。
●ビル・マッコイ/タンパの男。ナッキーの取引相手。/ピアース・バンティング(Pearce Bunting)。
●ペトルチェッリ(ピアース)/ビルがナッキーに取引相手として勧めて紹介した男/ビンチェンツォ・アマート(Vincenzo Amato)。
●サリー・ウィート/タンパのバーの店主の女性。じゃじゃ馬。/パトリシア・アークエット(Patricia Arquette)。
●マランツァーノ/大物ギャング/Giampiero Judica。
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以上、ドラマ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」(シーズン1~5)のレビューでした。