1. 商品紹介
■タイトル、著者
FXやってはいけない: 世の中騙させる仕組みになっている/前田昇(著)
■内容紹介
副業時代と耳にして、何かやらないといけない。そう思って何か手を付けた人、情報収集していませんか。それは間違えです。危機意識を持たせてあたなにお金を使わせようとしている世の中の仕組みなんです。間違った情報に耳を傾けず本当の情報をしっかり把握しよう。
■目次
はじめに
FX一瞬の素早い判断が苦手という人
為替相場に対して集中する事が出来ない人
素早いパソコン操作(主にマウス操作)が出来ない人
使うテクニカルは2~3種類でOK
新規エントリーから決済まであまり待てないという人
為替相場への一瞬の判断が早く出来る人
FXトレードはチャンスが多ければ良いという人
おわりに
2. 書評
2.1. この本を読んだ理由、期待したこと
私は10年間くらいFXをやっています。買ったり負けたりしながらもトータルでは年間で資産の数%ですが勝てています。始めた当初にビギナーズラックでたくさん勝ち、調子に乗って数年後に強制ロスカットで大損失をしているので、やり方を変えてからはもう少し良い数字になるはずです。FXについてはたくさんのノウハウ本がありますが、それらは一切勉強せず(信頼してません)、高金利通貨を低レバレッジで経験に基づく勘のみでやっています。
今後もしばらくはこのやり方でFXを継続していきたいと思っていますが、今回の本のタイトルをKindle Unlimitedで見つけて、内容を確認したくなりました。今まではトータルで勝ってきたけど、今後は勝てなくなったり、実はもっと勝てていたはずが不当に搾取されているのではないか、更に言えばFXをすぐ辞めた方が良いとか新たに注意必要なことがあったりするのではないかと思ったのです。具体的に本のタイトルから想像したのはFX業者のインチキ操作、ヘッジファンドの仕掛け、AIトレードによる人のアナログ的トレードの駆逐、ハッキング、情報漏えいなどです。
2.2. 参考になったところ、良かったところ
・FXのやり方には、ポジションを取ってから決済するまでの期間での分け方で、長い方から「スキャルピング」、「デイトレード」、「スイングトレード」というのがあると分かりました。そして、それぞれのトレードに合わない性格、能力の人がいると著者は考えているということが分かりました。
・勝つときは大きく、負けるときは小さくが良い、しかし、小さく勝って大きく負けるにしても勝つ回数が多ければ問題ない、と著者は考えているということが分かりました。
・小さく勝つにしても、少しでも大きく勝てば回数を重ねれば大きな差になる、と著者は考えているということが分かりました。
・20分くらいで読めました。
・Kindle Unlimitedで無料でした。( 詳しくはこちらから ⇒ Kindle Unlimited )
2.3. 残念だったところ
・本のタイトル、商品の説明と中身があっていないと感じました。上記の期待したようなことが書かれていませんでした。
・タイトルから想像した内容と異なるため目次を見て意味が分かりませんでした。例えば「FX一瞬の素早い判断が苦手という人」という項目がありますが、それが何なのか分かりませんでした。タイトルが「性格別のFXのやり方」みたいな感じだったら分かったと思います。また、「・・・という人」という項目に紛れて一つだけ異彩を放つ「使うテクニカルは2~3種類でOK」という項目があり、どういう構成なのか分かりませんでした。
・本の内容が期待していたものと違ったのですが、その話は置いといて、この内容であればどうすれば勝てるか、ということも書いてないと中途半端だと思いました。例えば少しでも大きく勝つにはどうすれば良いか、というようなことが具体的にあれば良かったです(この手の本の永遠のテーマなのでしょうが)。
2.4. 私のお勧め度
★☆☆☆☆
もう少し私にFXの知識、国語力のあれば、評価はもっと上がるかもしれません。自分の性格、能力に合わせてFXのやり方を決めたい、という方には良いかもしれません。