車椅子ユーザージョナサソのおまけの人生

脊髄損傷を負い車椅子利用者になった男やもめの一人暮らしとか

2019秋 長期留置の尿道カテーテル抜去後の尿漏れ改善

長期間の留置カテーテルをやめたら尿漏れが酷くなっていたのですが、改善してきたので記録しておきます。簡単に言うとやめていた薬を再開したら効いてきたようです。

1. 尿漏れの原因と状況

 現在、お尻の褥瘡治療のため長期で入院しています。何度か手術を行い、お尻の傷口を除圧するためにベッド上の生活を送り、半年弱ほどカテーテルを留置していました。車椅子の利用が許可され、間欠の自己導尿に戻したのですが、尿漏れが始まりました。しばらくすれば治まるだろうと思っていたのですが、3カ月経っても治まりませんでした。

 ある量溜まったら漏れる、という感じでなく、溜まりながら同時に漏れるという感じでした。水分摂取量にもよりますが、だいたい昼間は90分おきくらいに自己導尿していました(それでもいくらか漏れていました。入院前は2~4時間おきでほとんど漏れ無しでした)。健常者の90分ならなんとかなりそうですが、脊損患者の場合、特に外出先などでは車椅子利用可のトイレの場所確認、移動、準備、導尿、片づけ、移動となるのでずっとトイレに拘束される感じになります。集尿バックの利用は極力避けたいのでもう少し導尿間隔を空けたいです。

 ネットで情報を漁っても今回のようなケースの対策はなかなか見つからず、唯一見つかった当事者の話は諦めたというものでした。そこでダメ元ジョージで主治医に相談し、泌尿器科を受診しました。
おねしょした少年と布団

2. 泌尿器科の受診結果

 エコーで膀胱を診たりすることもなく相談の結果、止めていた薬を再開することにしました。私の場合、ベシケアです。入院時に持ってきていたのですが、古いため悪い影響もあり得るということで薬剤師に説得され、捨ててもらいました。その後、長期でカテーテルを留置していたこともあり処方してもらっていませんでした。なぜ古いのかというと、処方してもらった量を全て飲まなくても漏れなかったので飲み切ってなかったからです(泌尿器科に通院しても途中から処方は止めてもらっていました)。

3. 薬の服用を再開した結果

 ベシケアの服用を再開して1週間くらいでなんとなく効いてきた感じがします。1カ月服用してまだカテーテル留置前ほどには回復していませんが改善はされてきた感じです。便秘気味になったのもおそらくベシケアの副作用だと思います。

 これまでベシケアを服用しているとき、効いているのかいないのかよく分からず、長期休暇などで服用してないときも不具合を感じていなかったのですが、やはり効いていたようです(効果不明ながら出勤日はおまじないのようにずっと服用していました)。

4. 注意事項など

 薬の飲み方を色々注意されました。通院していた別の泌尿器科の先生と相談していたのですが、その先生とは考え方が違うか、私が誤解していたようです。改めて医学、薬の難しさを知りました。

 ということで中途半端な情報の記事になりましたが、専門家でない私にはあまり細かく書くべきではないテーマでした。ただ、尿漏れに困っている方は改善する場合もあるので医師と相談してください、ということだけお伝えしたいです。