脊髄損傷で合併症の褥瘡ができて長期入院中です。手術後に病院から病衣を借りているときは洗濯は不要だったのですが、動けるようになり自分の衣類を着るようになると洗濯も必要となります。以下、車椅子利用者に限らず一般的なことも含めて私の入院中の洗濯事情を紹介します。
1. 入院中の洗濯する人の選択
洗濯は身内に依頼する、出入りの業者に依頼する、自分でする、という選択肢があります。私は自分でやってます。といっても機械がやってくれます。
2. 入院中の洗濯の手段、費用
病院には入院患者用の洗濯機、乾燥機がありそれを利用しています。
現在入院中の病院では4.5kgの洗濯機が100円で利用できます。諸般の事情でひどく汚した場合は先にこっそり手洗いしています。だいたい一週間に一回利用しています。
乾燥機は30分100円です。30分では乾かないので60分利用しています。60分でも厚手のものは完全には乾かないときもあるのですが、ベッドの柵にかけておけばすぐ乾きます。30分ケチって浮いた100円はつもり貯金してます。あまりケチると異臭がして近所迷惑になるので注意が必要です。以前入院していたリハビリ病院では車椅子で屋上に行けて、しかも物干し竿まであったので利用していましたが、通常の病院では屋上に行けないようです。
細かいことですが、現在入院中の病院では洗濯機、乾燥機ともにテレビカードで支払えるので便利です。病院によっては100円硬貨しか利用できない場合があり、その場合は売店で買い物したり、入院費を支払ったときのお釣りを極力100円硬貨でもらっていました。
3. 入院中の車椅子利用者の洗濯の苦悩
3.1. 洗濯機、乾燥機へのアクセス不能
病院、病棟によっては洗濯機、乾燥機まで段差があり、車椅子でアクセスできない場合があります。以前入院していた病院の病棟がそうだったので、遠くの病棟の洗濯機、乾燥機を利用していました。
3.2. 乾燥機の位置が高い
リハビリ病院では乾燥機も手が届く高さに設置されていたのですが、通常の病院では乾燥機は洗濯機の上に配置されているようです。
乾燥機のドアを開けると埃が真上から降ってきます。フィルターの掃除を推奨する貼り紙もあるのですが、掃除したくても手が届きません。フィルターの着脱くらいは誰かに頼めそうですが、あまり人が来ないし、私は気が小さいのでそのまま使います。
乾燥機使用前に前の使用者の衣類が残っていないか確認したいのですが、頭上にあるので直接見られません。ということで手鏡を苦労してあちこち動かして確認します。乾燥機に衣類を放り込む作業については私は腕が上がるので問題はありません。
乾燥機使用後は手が届かないのでトングで乾燥機から衣類を摘み出します。最後は忘れ物がないようにやはり手鏡で確認します。お気に入りのパンツには念のため「3B.ジョナサソ」と書いています。
以上です。