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2019秋 Jリーグ第32節 サンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズ

11/23に開催されたJリーグ第32節のサンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズについてです。ド素人の鹿島ファンの感想です。

1. 試合結果

サンフレッチェ広島 0-0 鹿島アントラーズ

2. 試合前の状況、予想など

 Jリーグは残り3節で1位FC東京(勝点62)、2位横浜F・マリノス(勝点61)を3位鹿島が勝点59で追う状況。東京、横浜のチーム状態、対戦相手を見ると鹿島が逆転優勝を狙うには3連勝がほぼ必要と思われる。32節の対戦相手は強豪のサンフレッチェ広島で現在6位。6月の広島との3連戦ではACLトーナメントはホーム1-0での勝利、アウェイ2-3での敗戦(アウェイゴール数で鹿島の勝ち抜け)、16節は2-2の引き分け。苦戦したイメージが残っている。

 三竿選手が万全の状態でなくベンチスタートでボランチはレオシルバ選手と永木選手。小泉選手も怪我で右SBはこれまた怪我を引きずっている内田選手となるが、対峙する柏選手の鋭い攻撃を抑えられるかが重要と思われる。

3. 試合展開

 前半立ち上がり、広島のセットプレーからぺレイラ選手にゴールネットを揺らされたが、別のポジションでファールがあったとしてゴール取り消し(ぺレイラ選手もオフサイドと思われ)。その後も広島にペースを握られ、鹿島は懸念された通り、右サイドで劣勢になりながらも0-0で後半へ折り返し。

 後半にギアを上げたい鹿島だが引き続き広島ペース。鹿島は選手交代をしても流れが変わらず、チャンスすら作れず。後半アディショナルタイムに柏選手にゴールネットを揺らされたが、今度はわずかにオフサイドに救われた。そのまま0-0で試合終了。

4. 出場選手とハイライト

4.1. 鹿島アントラーズ

4.1.1. 鹿島アントラーズの先発メンバー

GK 1 クォン スンテ
前半、相手コーナーキックのこぼれ球からの野上選手のシュートを見事にキャッチした。クロスのハイボールも何度も確実に弾いた。
DF 2 内田 篤人(68分アウト)
試合に出場できるようなコンディションではない中、チームのためスタメンで出場し、後半に三竿選手と交代するまで戦った。
DF 27 ブエノ
危ない場面も個人の驚異的なフィジカルで何度も救った。特に後半、レアンドロ・ぺレイラ選手が抜け出したところを後ろから追いつき得意のスライディングで止めた場面は圧巻だった。また相手のストロングポイントとなる鹿島右サイドもカバーした。
DF 5 チョン スンヒョン
度重なる相手選手との激しい接触も逃げずに体を張って守った。後半アディショナルタイムの柏選手との1対1の勝負も慌てず対応してドリブルを止めた。
DF 28 町田 浩樹(84分アウト)
攻守ともに自身最大の武器である高さを活かしたプレーをした。後半、柏選手のクロスにヘッドで飛び込んできた稲垣選手の前でクリアーしかけたが、合わないと見切って足を止めたのは冷静だった。
MF 6 永木 亮太
ボランチとして出場し、後半途中から右SBとしてプレーした。この試合に限らず怪我人が多いチームの崩壊を防いでいる。
MF 4 レオ シルバ
チームの攻撃が滞る中、個人技で打開しようと奮起した。
MF 18 セルジーニョ
前半、中央でのレオシルバ選手のパスからの左足ミドルは惜しくもGK大迫選手のファインセーブで止められた。その他、マークが厳しくシュートコースを消される中、味方に良いパスを供給した。
MF 41 白崎 凌兵(62分アウト)
オーバーワーク気味に感じられるが、怪我人が多いチームのため出場し、攻守に奔走した。
FW 8 土居 聖真
後半、ゴールにはつながらなかったがレオシルバ選手からのクロスをフリーのセルジーニョ選手へ落とすパスは良い判断、良い精度だった。後半の左足の強烈なミドルシュートは枠をとらえたが相手GK大迫選手のファインセーブにより防がれた。
FW 15 伊藤 翔
持ち味を出せる展開ではなかったが、前線の仕事をこなした。

4.1.2. 鹿島アントラーズの控えメンバー

GK 21 曽ヶ端 準
DF 39 犬飼 智也
MF 20 三竿 健斗(68分イン)
怪我が完治していない中、チームのため無理をして途中出場した。ハイネル選手の決定機につながりそうなドリブルをイエローカードをもらう犠牲を払い体で止めた。
MF 25 遠藤 康
MF 30 名古 新太郎(62分イン)
左から得意のドリブルで深くえぐり、クロスを上げたプレーが良かった。
MF 47 相馬 勇紀(84分イン)
与えられた時間が少なく、持ち味を出せなかったが期待を持たせた。
FW 36 上田 綺世

4.2. サンフレッチェ広島

4.2.1. サンフレッチェ広島の先発メンバー

GK 38 大迫 敬介
後半はまぶしい太陽光に苦戦しながらも危なげないプレーだった。
DF 2 野上 結貴
前半のコーナーキックのこぼれ球からの左シュートはGKスンテ選手にキャッチされたが、良い反応、良いシュートだった。
DF 23 荒木 隼人
DF 19 佐々木 翔
MF 44 ハイネル(88分アウト)
後半、得意のドリブルは三竿選手のイエローカードとなるファールで止められたが持ち味を出した。
MF 6 青山 敏弘
MF 15 稲垣 祥
後半、左の柏選手からのクロスにヘッドで飛び込んだプレーはわずかに合わなかったが、さぼらず、勇気があるプレーだった。
MF 18 柏 好文
J1通算250試合目。予想通り、左サイドでたくさんチャンスを作り、鹿島の脅威となった。後半アディショナルタイムのシュートはわずかにオフサイドだったが、良い抜け出し、シュートだった。あの時間帯であの走力、技術を出せることも見事である。
MF 40 川辺 駿(79分アウト)
MF 14 森島 司
セットプレーから味方に合わせる良いキックをたくさん放った。
FW 39 レアンドロ ペレイラ(68分アウト)
前半立ち上がりのセットプレーの森島選手のキックからのシュートは惜しくも別ポジションの味方のファールでゴール取り消しとなったが、トラップ、シュートとも見事だった。

4.2.2. サンフレッチェ広島の控えメンバー

GK 1 林 卓人
MF 24 東 俊希(79分イン)
短い出場時間だったが、後半アディショナルタイムのヴィエイラ選手へのパスは決定機を作った。
MF 27 清水 航平(88分イン)
J1通算250試合目。出場時間短く、持ち味を出せなかった。
MF 30 柴﨑 晃誠
MF 5 吉野 恭平
FW 16 渡 大生
FW 20 ドウグラス ヴィエイラ(68分イン)
後半アディショナルタイムに東選手から受けたパスをトラップし、相手ディフェンダーを引きつけ、柏選手へ決定的なパスを出したところはわずかにオフサイドとなったが見事だった。

5. 試合後の感想とか

今日の試合結果により1位の横浜F・マリノス(勝点64)、2位のFC東京(勝点63)に次いで鹿島は勝点60で3位を見事にキープしている。今日勝てなかったのは痛いが、内容的には負けてもおかしくない試合を引き分けで凌いで勝点1をもぎ取り、逆転可能圏内に踏みとどまった。流石である。あるぜ大逆転優勝。