2/23に開催されたJリーグ第1節(開幕)のサンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズについてです。ド素人の鹿島ファンの感想です。
1. 試合結果
サンフレッチェ広島 3 - 0 鹿島アントラーズ
得点者：20分ドウグラス・ヴィエイラ(広島)、25分レアンドロ・ぺレイラ(広島)、84分森島司(広島)
2. 試合前の状況、予想など
待ちに待った2020年Jリーグの開幕である。鹿島は2016年の優勝以来、3年間リーグ優勝を逃している。今年は監督も大岩監督からザーゴ監督に替え、選手もスタッフも大幅に入れ替えた。そのため、今季はチーム作りに苦労すると思われ、実際にチーム新体制での1試合目1/28のACLのプレーオフのホームでのメルボルン戦、2試合目の2/16のルヴァン杯のアウェーでの名古屋グランパス戦をそれぞれ0-1、1-0で敗れている。本日の対戦相手も強豪のサンフレッチェ広島で苦戦が予想される。
鹿島の先発はGKは昨年の主力のスンテ選手。CBは若手起用で関川選手と町田選手。ブエノ選手、奈良選手はベンチ外、犬飼選手はベンチスタート。SBはACLプレーオフ、ルヴァン杯に続き、右SBが新加入の広瀬選手、左SBが新加入の永戸選手。新加入の杉岡選手はベンチ外。ボランチは昨年の主力同様に三竿選手とレオシルバ選手。SHは共に新加入の選手で右SHがアラーノ選手、左SHが和泉選手。FWは新加入のエヴェラウド選手と昨年の主力の土居選手。先発5人が新加入である。
3. 試合展開(ハイライト)
2分、鹿島のアラーノ選手の右足シュートは右ポストに弾かれ、和泉選手が反応するが左ポストに弾かれる。
7分、広島は左から柏選手の得意のカットインしてのシュートは枠外。
12分、鹿島は左からアラーノ選手が入れたクロスはGK大迫選手がキャッチ。
19分、鹿島のセットプレーからエヴェラウド選手の右足の豪快なシュートはわずかに枠外。
20分、鹿島ペースの中、広島は三竿選手からぺレイラ選手が奪い、前線でパスを受けたヴィエイラ選手がゴールし1-0。
25分、広島はGK大迫選手がエヴェラウド選手にプレッシャーをかけられた中で前線へ正確なキックでフィードし、右サイドからヴィエイラ選手がクロスを入れ、ニアへ飛び込んだ川辺選手が更に左へ流し、待ち構えたぺレイラ選手がゴールし2-0。
前半2-0のまま後半へ折り返し。
後半開始から鹿島は広瀬選手に替えて上田選手を投入。和泉選手が右SBにポジションを下げる。
54分、鹿島はレオシルバ選手の鋭いパスに和泉がPAに入り込んで胸トラップでゴールへ向かうがシュートまで行けず。
54分、鹿島は右からのクロスに上田選手がGK大迫選手と競り合い、ヘッドで合わすが枠外。
60分、鹿島は土居選手に替え、荒木選手を投入。
61分、広島はシュートを放つが枠外。
63分、鹿島は右から攻めて荒木選手の素早い動作からのシュートは枠外。
66分、鹿島はレオシルバ選手に替え、名古選手を投入。
66分、広島は柏選手に替え、浅野選手を投入。
73分、広島はGK大迫選手からの攻撃でヴィエイラ選手が抜け出しかけるが、永戸選手が後ろから追いかけクリアー。
74分、広島はコーナーからのこぼれ球を野上選手が右足でシュートするが、GKスンテ選手がスーパーセーブ。
77分、広島はヴィエイラ選手が脚を痛め、東選手に交代。
78分、広島はカウンターからシュートするがGKスンテ選手がセーブ。
80分、鹿島はコーナーからのこぼれ球を名古選手が右足シュートするがわずかに枠外。
83分、広島のカウンターを町田選手がイエローカードをもらいながらもファールで止める。
84分、広島は高い位置で東選手が三竿選手からボールを奪い、前線左でパスを受けた森島選手が左足でゴールし3-0。
86分、広島は青山選手に替え、松本選手を投入。
89分、名古選手がドリブルでするする上がり、右からクロスを入れ、上田選手がシュートを放つがGK大迫選手がセーブ。
そのまま3-0のまま広島の勝利で試合終了。
4. 出場選手と特記プレー
4.1. 鹿島アントラーズ
4.1.1. 鹿島アントラーズの先発メンバー
・GK 1 クォン スンテ
74分、野上選手の右足シュートをスーパーセーブ。3失点はノーチャンス。
・DF 22 広瀬 陸斗(46分アウト)
前半、イエローカードをもらってしまったので後半交代となった。正確なプレーをしていた。
・DF 33 関川 郁万
2年目19歳でJリーグは初出場。前線へ積極的にパスを出した。
・DF 28 町田 浩樹
83分、相手のカウンターをイエローカードをもらうファールで犠牲となるプレーで止めた。
・DF 14 永戸 勝也
左から良いクロスを何度も入れた。守備でも73分、ヴィエイラ選手がドリブルで抜け出たところを後ろから追いかけ、クリアーした。
・MF 20 三竿 健斗
いくつか良い守備をした。
・MF 4 レオ シルバ(66分アウト)
54分、PAに走り込む和泉選手へのパスはよかった。
・MF 7 ファン アラーノ
2分のシュートはポストに弾かれたが惜しかった。
・MF 11 和泉 竜司
2分のシュートはポストに弾かれたが惜しかった。後半は右SBにポジションを替え、期待されている多能性を見せた。
・FW 8 土居 聖真(60分アウト)
いくつか良い攻撃のつなぎをした。
・FW 9 エヴェラウド
19分、強烈な右足シュートはわずかに枠外となった。
4.1.2. 鹿島アントラーズの控えメンバー
・GK 21 曽ヶ端 準
・DF 39 犬飼 智也
・MF 26 荒木 遼太郎(60分イン)
高卒ルーキーでいきなりリーグ初戦でデビュー。60分、1プレー目で右から良いクロスを入れた。その他、トラップ、キープ、ドリブルなど高い技術を見せた。
・MF 30 名古 新太郎(66分イン)
72分、ハイネル選手のカウンターを止めた。89分、相手に固められたゴール前で鋭いドリブルで切り込み、良いクロスを入れた。
・MF 6 永木 亮太
・FW 15 伊藤 翔
・FW 36 上田 綺世(46分イン)
54分の高さを活かしたヘディングシュートはわずかに枠外、89分の右足シュートはGK大迫選手のスーパーセーブに阻まれた。
4.2. サンフレッチェ広島
4.2.1. サンフレッチェ広島の先発メンバー
・GK 38 大迫 敬介
落ちついていた。ハイボールやグラウンダーのボールに対しても良い飛び出しで鹿島のチャンスをつぶした。2点目はエヴェラウド選手にプレッシャーをかけられる中、落ちついていなし、正確なキックで前線へフィードしたことで生まれた。
・DF 2 野上 結貴
鹿島の攻撃をつぶした。74分の右足シュートはGKスンテ選手のスーパーセーブで阻まれた。
・DF 23 荒木 隼人
・DF 19 佐々木 翔
・MF 44 ハイネル
・MF 8 川辺 駿
2点目のニアーへの飛び込みからのパスは見事だった。
・MF 6 青山 敏弘(86分アウト)
・MF 18 柏 好文(66分アウト)
左サイドでチャンスを作った。
・MF 9 ドウグラス ヴィエイラ(77分アウト)
先制ゴールはキーパーとの1対1で落ちついたシュートだった。2点目のクロスもよかった。73分のドリブルは永戸選手に止めらたたが、前線へ抜け出すトラップが絶妙だった。
・MF 10 森島 司
3点目は難しい位置からのニアへの左足シュートだったが、スピード、コースとも見事だった。
・FW 39 レアンドロ ペレイラ
先制点へつながるボールカットからヴィエイラ選手へのパスは見事だった。2点目はしっかりゴール前に詰めていたために生まれた。
4.2.2. サンフレッチェ広島の控えメンバー
・GK 1 林 卓人
・DF 3 井林 章
・MF 24 東 俊希(77分イン)
・MF 29 浅野 雄也(66分イン)
・MF 5 松本 大弥(86分イン)
・MF 50 藤井 智也
・FW 20 永井 龍
5. 試合後の感想とか
鹿島は惜しくも負けてしまったが、チームが出来上がっていない状態で強豪広島相手にアウェーで3-0と善戦した。新加入選手もACLプレーオフ、ルヴァン杯のときに比べたら動きは良くなってきたように見えた。試合開始直後2分の2回ポストに弾かれたシュートのどちらかが決まっていれば逆の展開になっていたであろう。流れは完全に鹿島に来ている。今年もアントラーズのおかげで生きていけそうだ。
