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2020夏 ドラマ評「パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~」(シーズン1~2)

僭越ながらAmazon Prime Videoで観た連続ドラマ「パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~」(シーズン1~2)の評価とかです。2015年~2018年に公開されたアメリカのブラックなコメディ作品です。(Amazon Prime加入はこちらから ⇒ Amazon Prime ) 

ドラマ「パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~」の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

(1)作品:パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~ (原題:PATRIOT) (シーズン1~2)
(2)制作国:アメリカ
(3)公開年:シーズン1は2015年~2017年、シーズン2は2018年
(4)エピソード数、時間
◆シーズン1:全10話、42分~58分/話
◆シーズン2:全8話、37分~53分/話
(5)キャスト(出演者):マイケル・ドーマン、テリー・オクィン、カートウッド・スミス、他
(6)作品概略、あらすじ(序盤のみ)
◆シーズン1
 アメリカの特命諜報員ジョン・タヴナー(マイケル・ドーマン)が国の情報機関に従事する父トム(テリー・オクィン)の指示を受け、議員の兄エドワード(マイケル・チャーヌス)らの協力を得ながらイランの核兵器開発を阻止するための極秘の活動をするブラックなコメディ。
 ジョンは諜報活動をしやすいようにイランとルクセンブルクで事業を展開しているミルウォーキーにある配管会社のマクミラン社に経歴を偽り配管エンジニアとして入社する。ジョンは本業の諜報活動でもマクミラン社での慣れない業務でも窮地に立ちながら任務を遂行しようとする。

< ↓ シーズン1予告編 (YouTube - Amazon Prime Video チャンネル) >

 ◆シーズン2
 シーズン1の続きで舞台はフランスになる。(シーズン1のネタバレになるのでそれ以上は記載省略)

(7)感想
 部分的にネタバレあり。
 作品のタイトルと紹介文を見て、タフガイが活躍しまくる能天気なアメリカ人が喜びそうな作品かと思っていたが、Amazonのレビューをいくつかチラッと読んでブラックなコメディと知り、期待して観たら期待通り面白かった。ジョンの諜報活動での苦悩と身分を偽って入社したマクミラン社での苦悩のどちらも楽しく観れた。
 シーズン1の序盤からハマった。ジョンの就職活動のライバルとなるスティーブンに対する嫌がらせ(行きすぎた犯罪は引いた)とか諜報活動の内容のストレートすぎる歌詞での弾き語りとか初対面の同僚デニスへの情報漏えいとか。
 セラピストのアリーがスティーブンのリハビリとして好きな映画から応用したと言っていた、床に敷かれたピアノの鍵盤を部長のレスリーと共に脚で演奏させるシーンは、トム・ハンクス主演の自分も大好きな映画「ビッグ」と思われ。同作品は過小評価されていると思っているので(なんとなく)、ちょっと嬉しかった。
 シーズン2も面白かったが、ジョンが心も体もボロボロになりながら愚直に無理目な任務を遂行していくのが見ていてちょっとつらくなった。特に監視カメラでの身バレを避けるため、歯を抜いた口元を強調してニヤニヤ歩いているシーンは胸が痛かった。
(8)個人的評価:★★★★☆(シーズン1~2まとめて)
(Amazonレビューは2020年8月現在、シーズン1:3.6個(レビュー数71)、シーズン2:3.1個(レビュー数25))
(9)登場人物/役柄/役者
主要な登場人物を役名/役柄/役者の順でネタバレをなるべく避けてメモしておく。
ジョン・タヴナー/アメリカの特命諜報員。身分を隠して配管会社のマクミラン社にエンジニアとして採用される。心を病んでいる。気晴らしにギターの弾き語りをするが、歌詞がストレートすぎるし暗い。/マイケル・ドーマン(Michael Dorman)。
ジョン・レイクマン/ジョン・タヴナーのマクミラン社での偽名。
トム・タヴナー/ジョンの父。アメリカの情報機関のトップ。/テリー・オクィン(Terry O'Quinn)。
レスリー・クラレット/ミルウォーキーの配管会社マクミランの部長の男性。同社でのジョンの上司。仕事熱心で部下への要求も高い。/カートウッド・スミス(Kurtwood Smith)。

Kurtwood Smith(レスリー・クラレット役)
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

エドワード・タヴナー/ジョンの兄で議員。ジョンの諜報活動を支援する。議員ぽくない。弟思い。/マイケル・チャーヌス(Michael Chernus)。

Michael Chernus(エドワード・タヴナー役)
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

アリス・タヴナー/ジョンの妻/キャスリーン・マンロー(Kathleen Munroe)。

Kathleen Munroe(アリス・タヴナー役)
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

アガト・アルバンス/ルクセンブルクの殺人課の女性刑事/アリエッテ・オフェイム(Aliette Opheim)。

Aliette Opheim(アガト・アルバンス役)
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

デニス・マクラーレン/マクミラン社でのジョンの同僚の男性。ジョンに初対面で諜報員と知らされる。日常生活への物足りなさもあり、諜報活動に参加したいと思っている。体を鍛えるのが好き。/クリス・コンラッド(Chris Conrad)。
ジャック・バードバス/マクミラン社の警備員。前職は警官だったが過ちを犯して退職した。ジョンが諜報員であることをデニスに告白するのを聞いていた。/トニー・フィッツパトリック(Tony Fitzpatrick)。
スティーブン/マクミラン社の採用面接でライバルとなったジョンに交通事故にあわせられた男性/マルクス・トジ(Marcus Toji)。
ピーター・カシアス・イカボッド/マクミラン社の社員(役員(?))の男性。名字のイカボッドが珍しいらしく本名であることによく驚かれる。/ジュリアン・リッチングス(Julian Richings)。
グレゴリー/マクミラン社の人事部の男性。いつも元気のないジョンを気遣う。/アントワン・マッケイ(Antoine McKay)。
ローレンス/マクミラン社の取締役(?)の男性。ジョンを気に入っている。/ギル・ベローズ(Gil Bellows)。

Gil Bellows(ローレンス役)
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

アリー/セラピストの女性。スティーブンのリハビリを担当する。/シャーロット・アーノルド(Charlotte Arnold)。
カンタル・ワリー/イランの大統領の候補者。核武装推進派。アメリカ(ジョンたち)と敵対する立場。
エドガー・バロス/ルクセンブルクの空港職員の男性。ブラジリアン柔術を使う兄弟が5人くらいいる。/ノーム・ソウサ(Norm Sousa)。
カールソン/情報機関の事務局長の男性。トムの友人(?)。/ジョン・リスター(John Lister)。
オードリー・マクラーレン/デニスの妻。
ロブ・サパースタイン/アムステルダムでジョンと出会い、ギターの弾き語りのコンビを組む男性。ジョンと「ティメンス&サパースタイン」としてCDを発売する。/マーク・ブーン・ジュニア(Mark Boone Junior)。
ヌミ/人形劇の人形遣いの女性。ルクセンブルク在住の日本人。/ハナ・メイ・リー(Hana Mae Lee)。
ミルズ/ルクセンブルクの男性刑事/Matthew Lunt。
ミナ/アガトの娘/Jolie Olympia Choko。
ミハム・カンダハル/ジョンが誤って資金を渡した相手(?)。ジョンに殺害される。/カネ・マホン(Kane Mahon)。
キャロル/エドワードの交際相手の女性。獣医。/シャスティティ・ドットソン(Chastity Dotson)。
エフラム/エドワードとキャロルの息子/Ryan Shears。

(以下、シーズン2から登場)
バーニス・タヴナー/トムの元(?)妻、すなわちジョンとエドワードの母。アメリカの運輸長官。/デブラ・ウィンガー(Debra Winger)。

Debra Winger(バーニス・タヴナー役)
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト)

グレン・パーデュー/ミルウォーキー警察の巡査部長の男性。証拠保管室(精神、身体に障害、ハンディキャップを持つ警官が配属されている)の担当の一人。(シーズン1でも少し出ていた)/エド・クロス(Ed Kross)。
スパイク/イギリスの諜報員/クリス・アディスン(Chris Addison)。
ジェームズ/スパイクの本名。
ナン・エンテプ/パリ市警の女性刑事。/アイ・アイダラ(Eye Haidara)。
ローラン/フランス国内治安総局の長官。運河で本格的に泳いだり。
ソフィー/アガトの同僚の女性。エドワードを尾行したり。/Zoe Schwartz。
マーカス/レスリーの息子。レスリーとは長年仲たがいしている。Rammel Chan。
ヴァレリー/マーカスの妻/Florie Auclerc。
プリアン/巡査部長。
コルテス/?(失念)。
チャーリー/パーデューが飼っていた犬。
(10)学んだこと(ワンランク上のおっさんになるために)
ヨーロッパの地図
せっかくの機会なので本作品で重要な国であるが、あまり馴染みのないルクセンブルクについて調べた。
・国名は日本語ではルクセンブルク大公国。現存する唯一の大公国。
・ベルギー、ドイツ、フランスと隣接する内陸国。
・首都はルクセンブルク市。
・公用語はフランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語。英語とその他言語も合わせて5、6カ国語話せる人も多い。
・人口は約58万人(2016年時点)。
・面積は2,586km2(神奈川県くらい)。
・金融立国で20年以上連続で一人当たりのGDP(国内総生産)が世界一。

 以上、ドラマドラマ評「パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~」(シーズン1~2)のレビューでした。