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2019冬 Jリーグ第34節 名古屋グランパスvs鹿島アントラーズ

 12/7に開催されたJリーグ第34節(最終節)の名古屋グランパスvs鹿島アントラーズについてです。ド素人の鹿島ファンの感想です。

1. 試合結果

名古屋グランパス 0 - 1 鹿島アントラーズ
得点者:42分オウンゴール 

2. 試合前の状況、予想など

 2019年Jリーグの最終節である。現在、鹿島は3位で勝点60。1位の横浜Fマリノスは勝点67、2位のFC東京は勝点64でわずかの差ながら鹿島は上位チームに追いつく可能性はない。4位の川崎フロンターレが勝点57なので鹿島は引き分け以上なら3位確定で負ければ順位は川崎次第となる。3位に入れば、現在勝ち残っている天皇杯の優勝を待たずに来年のACL(AFCチャンピオンズリーグ)にまた出場できる。また、分配金も3位なら3.5億円、4位なら1.8億円と大きな差がある。優勝は逃したが消化試合ではない。鹿島の最終節の相手は名古屋グランパス。12位ながらジョー選手、シャビエル選手、前田選手など強力な攻撃陣を持つ手強いチームである。

 鹿島は三竿選手が出場停止から復帰し、レオシルバ選手とともにボランチで先発。それにより右SBは本職でないながらも一番安定している永木選手が先発。ゴールキーパーはスンテ選手が怪我と思われ、曽ヶ端選手が先発。久しぶりにセルジーニョ選手がFWとして先発。

3. 試合展開(ハイライト)

0分、鹿島は左の町田選手からのクロスを遠藤選手がヘッドで合わすがわずかに枠外。
18分、名古屋は右からジョー選手がクロスを入れ、こぼれ球を長谷川選手が左足でシュートするが、曽ヶ端選手がナイスセーブ。
42分、鹿島は三竿選手→遠藤選手→右の永木選手の得意のグラウンダーのクロス→セルジーニョ選手のスルー→土居選手の前でDFが触りオウンゴールで先制。
45分+AT、そのまま0-1で前半終了。
57分、名古屋は左から米本選手→前田選手がクロス→ジョー選手がニアへ入りシュートするがヒットせず。
60分、レオシルバ選手が自陣深くからカウンターでドリブル。左のセルジーニョ選手へ出して、再びレオシルバ選手が受けて右足でシュートするがランゲラック選手がファインセーブ。
63分、鹿島は遠藤選手に替えて名古選手を投入。
63分、名古屋は長谷川選手に替えて伊藤選手を投入。
73分、鹿島は土居選手に替えて上田選手を投入。
74分、鹿島はセットプレーからのこぼれ球を上田選手が右足で強烈なシュートを放つがディフェンダーに弾かれる。
81分、名古屋はシャビエル選手に替えて深堀選手を投入。
84分、鹿島は右サイドのパス交換で深くえぐって最後は名古選手が入れたクロスに上田選手がヘッドで合わせるがポストに弾かれる。
86分、鹿島はセルジーニョ選手(?)のスルーパスはわずかに白崎選手(?)に合わずランゲラック選手にキャッチされる。
91分、名古屋は右の前田選手→左の伊藤選手がクロス→ジョー選手が飛び込むがわずかに合わず。
94分、そのまま、0-1で試合終了して鹿島の勝利。

4. 出場選手と特記プレー

4.1. 鹿島アントラーズ

4.1.1. 鹿島アントラーズの先発メンバー

・GK 21 曽ヶ端 準
 スンテ選手の控えに回ることが多いが、安定した守備で無失点に抑えた。
・DF 6 永木 亮太
 本日は本職のボランチではなく、右SBで出場。チャンスには右サイドを駆け上がり、相手のオウンゴールにつながるクロスやその他にも決定的なクロスを入れた。
・DF 27 ブエノ
 出場停止明けの出場。ジョー選手の高さ、上手さに苦戦しながらも持ち前の身体能力を活かし、無失点で抑えた。
・DF 39 犬飼 智也
 怪我明けの前節に比べて本来の安定感が戻り、無失点に抑えた。
・DF 28 町田 浩樹
 0分の遠藤選手へのクロスは良かった。守備面でも左サイドを崩されることがなく、高さも活かして無失点に貢献した。
・MF 20 三竿 健斗
 60分、シミッチ選手の強烈な左足シュートをスライディングして背中でブロックした。
・MF 4 レオ シルバ
 60分のカウンターのドリブル及び左のセルジーニョ選手へのパスは見事だった。
・MF 25 遠藤 康(63分アウト)
 0分の町田選手のクロスに合わせたヘッドは惜しかった。前半、セルジーニョ選手へ良いクロスを入れた。その他、得意のキープ力で右サイドで溜めを作った。
・MF 41 白崎 凌兵
 左サイドで豊富な運動量で攻守でバランスをとった。
・FW 8 土居 聖真(73分アウト)
 相手のオウンゴールにつながるポジションをとった。
・FW 18 セルジーニョ
 前半のクロスに合わせた右足ボレーはわずかに枠をとらえられなかった。名古屋のオウンゴールは永木選手からのクロスを前で競り合ってスルーした好判断が効いた。60分のカウンターでレオシルバ選手から受けたパスを再度レオシルバ選手へ戻すプレーは意表を突いた好判断で高精度だった。

4.1.2. 鹿島アントラーズの控えメンバー

・GK 31 沖 悠哉
・DF 2 内田 篤人
・DF 26 小池 裕太
・MF 11 レアンドロ
・MF 30 名古 新太郎(63分イン)
 69分、右サイド自陣でのスライディングタックルでピンチを防いだ。84分、右サイドでセルジーニョ選手とのパス交換で抜け出して中央の上田選手へ入れたクロスは良かった。
・FW 15 伊藤 翔
・FW 36 上田 綺世(73分イン)
 73分の強烈な右足シュートはDFに、84分の右からのクロスに合わせたヘッドはポストに弾かれ運がなかった。

4.2. 名古屋グランパス

4.2.1. 名古屋グランパスの先発メンバー

・GK 1 ランゲラック
 安定していた。失点はノーチャンスだった。
・DF 6 宮原 和也
・DF 20 中谷 進之介
・DF 17 丸山 祐市
・DF 36 太田 宏介
・MF 2 米本 拓司
・MF 8 ジョアン シミッチ
・MF 9 長谷川 アーリアジャスール(63分アウト)
 18分の曽ヶ端選手のファインセーブで止められた左足シュートは良い反応、シュートだった。
・FW 25 前田 直輝
 前線でキレのあるプレーでかき回し、良いパスやクロスを供給した。
・FW 7 ジョー
 前線でハイボールに競り勝ち、楔となった。
・FW 10 ガブリエル シャビエル(81分アウト)

4.2.2. 名古屋グランパスの控えメンバー

・GK 16 武田 洋平
・DF 33 成瀬 竣平
・DF 34 藤井 陽也
・DF 5 千葉 和彦
・MF 15 伊藤 洋輝(63分イン)
・MF 21 エドゥアルド ネット
・MF 37 深堀 隼平(81分イン)

5. 試合後の感想とか

 鹿島は直近3試合は勝てない試合が続いたが、最終節を強敵名古屋相手に0-1の本来の鹿島らしい勝利で締めくくった。今シーズンのリーグは18勝9分け7敗の3位で終えた。分配金3.5億円と4年連続となる来季のACL出場権も得た。主力メンバーを移籍や怪我で欠きながらの結果であり上出来である。

 優勝した横浜との勝点差はわずか7である。横浜との直接対決で1勝1敗だったが、2勝してその他の引き分けの試合を一つ勝ち切っていたら優勝していた。運がなかったが、ほぼ優勝したといっても良い。

 今シーズンは4冠を目指して3冠とも既に逃しており、後は天皇杯だけである。今日の勝利で流れは完全に鹿島に来ている。