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2020早春 ドラマ評「スタートアップ」(シーズン1~3)

僭越ながらAmazon Prime Videoで観た連続ドラマ「スタートアップ」(シーズン1~3)の評価とかです。今年Amazon Prime Videoで観た連続ドラマの5作品目です。
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ドラマ「スタートアップ」の紹介画像
(画像引用元:Amazon Prime Videoサイト )

(1)作品:スタートアップ (原題:STARTUP)
(2)制作国:アメリカ
(3)公開年:2016年(シーズン1)~2018年(シーズン3)
(4)エピソード数、時間:全10話/シーズン、42分~54分/話
(5)キャスト(出演者):アダム・ブロディ 、エディ・ガテギ、オトマラ・マレロ、マーティン・フリーマン、アーロン・ヨー、他
(6)作品概略、あらすじ(序盤のみ)
ジェンコインという仮想通貨で起業(スタートアップ)する話。ジェンコインの開発者のキューバ系の女性イジーと元銀行員の白人男性ニック、ハイチ系ギャングのロナルドが組んでマイアミで起業し、いろいろな困難に向き合う。

< ↓ シーズン1予告編 (YouTube - ソニー・ピクチャーズ 映画チャンネル) >

(7)感想
 部分的にネタバレあり。
・良かったところ
 キューバ系女性の天才ITエンジニアのイジー、白人男性の元銀行員のニック、ハイチ系男性のギャングのロナルドという人種も環境も得意分野も全く異なる3人がいろいろ困難にぶつかり、意見もなかなか合わなかったりしながらもなんとかしていくところが楽しめた。馴染みのなかったIT業界の起業、M&A、プライバシー保護と政府への情報開示の問題なども少し分かったような気がした。
 シーズン1、2は起業して会社を大きくするところまで、シーズン3は秘匿のネットサービスと社会問題について描いており、シーズン1、2はサクセスストーリー、3は社会問題とか経営陣の苦悩とかを楽しめた。
 ニック役のアダム・ブロディははどこかで見たことあると思ったら、十数年前にテレビで深夜に放映されていた「The O.C.」に出演していた(内容はほとんど覚えていない)。今回の作品では元銀行員でITの知識も会社経営の経験もないが誠実な性格とガッツで困難を乗り越えていく役をうまく演じていた。シーズン3ではニックはどんどん汚れていくが、CEOとして資金繰りに困り会社がつぶれそうな切羽詰まったところでの判断がリアルな感じがして共感できた。
 シーズン1、2で出てきたFBI捜査官のフィルはマーティン・フリーマンが演じていた。ドラマ「シャーロック」では人の良いワトソン役、「ファーゴ」(シーズン1)ではちょっと抜けているレスター役を演じていたが、今回の作品では悪徳で残忍だが有能な役を好演していた。シーズン1、2が面白かったのは彼の存在が大きかったと思う。
 シーズン3の終わり方がまた次のシーズンまで続きそうだった。Amazon Primeで観られるようになったら観たい。
・残念だったところ
 シーズン1、2はスピード感あり面白かったが、シーズン3は少し失速感があった。
 同性愛のシーンも何か無駄に入れている感じがした。最近のドラマでは多い気がする。多用性を尊重して色々なタイプのキャラクターを入れなければならないのだろうか。人種とか障害者も含めて社会が少数派に寛容になるのに貢献すればよいが、不自然なのはよくない。
(8)個人的評価:★★★★☆(シーズン1~3まとめて)
(Amazonレビューは2020年2月現在、シーズン1:4個(レビュー数50)、シーズン2:4.5個(レビュー数23)、シーズン3:3.5個(レビュー数24))

 以上、「スタートアップ」(シーズン1~3)のレビューでした。